と言っても、やはり経済や交通事情が似ていないと比較になりません。
日本と同じアジアだからといって、アジアの空港と比較してもナンセンス。
アメリカは基本飛行機と車の社会。日本とは異なります。
という訳で、ヨーロッパのLCC専用ターミナルをチェックしてみます。
シャルル・ド・ゴール空港ターミナル3
成田空港ターミナル3に比較的似ているのはパリ、シャルル・ド・ゴール空港のターミナル3でしょうか。*詳細な地図は以下
Departures hall /Arrivals level
FSCはターミナル1及び2を使用していますが、LCCの多くはターミナル3を使用。
位置はターミナル1と2の中間。
Roissy Bus(都心部と空港を結ぶバス)他一部バス、及びタクシーはターミナル3から利用可能。
駐車場はターミナル3の目の前にあります。
ターミナル3から歩いて5分~6分(約350m、荷物を持って自分が歩いた際は6分程度)の離れた場所にあるのが、Terminal 3-Roissypole駅。
CDGVALと呼ばれるシャトル(空港内で無人運転されている鉄道)が発着しています。
深夜1時~4時を除く時間帯に4分毎に運行。
ターミナル1や2から移動する際はこのシャトルが便利です。
TGVやディズニーランドに行くバスはターミナル2から発着しているので移動する必要があります。
RER(近郊鉄道)を利用する場合は、Terminal 3–Roissypole駅近くにターミナル1・3駅があるので、その駅を利用。
特に成田に酷似していると感じるのが、Terminal 3–Roissypole駅とターミナル3を移動する際に歩く通路。
とりあえず屋根は付けましたよ?感が半端ない訳ですが、晴れていれば屋根の外も歩けるのでスペースは十分。
尚、途中に休憩所と自販機はありませんし、パリニストのパネルもありません。
ターミナル自体は非常に簡素。
那覇のLCCターミナルや関空の第2ターミナルを想像していただければ。
バルセロナ・エル・プラット空港ターミナル2
2009年にターミナル1がオープンし、FSCはターミナル1へ移転。元々あったターミナルをターミナル2として、LCCが使用するようになりました。
普通は今まであったターミナルを1、新しくオープンしたターミナルを2にするのにあえて逆にするのがスペイン流。
という訳で、元々ターミナル2しか無かったわけで、アクセスについては問題なし。
特に鉄道の駅はターミナル2にしか存在せず、目的地によってはターミナル2の方が利便性が上。
ま、一般的な旅行者には空港バスの方が便利なんですが。
元々FSCが使っていたターミナルだけあって、LCC感はほとんどありません。
特にバルセロナ-マドリードのシャトル便のチェックインカウンターがあったエリアは綺麗です。
これといって不満がないターミナルと言えるでしょう。
特にバルセロナ-マドリードのシャトル便のチェックインカウンターがあったエリアは綺麗です。
これといって不満がないターミナルと言えるでしょう。
リスボン・ポルテラ空港ターミナル2
2007年にオープンしたボルテラ空港ターミナル2はLCCのみが使用中。
よってターミナル2へは無料のシャトルバスを使います。
10分毎、混雑時にはそれ以上の頻度で運行しています。
所要時間はわずか3分。
あっという間です。
タクシーや自家用車は直接ターミナル2まで行けるので便利。
リスボンはタクシーも比較的安価ですし。
ターミナルは、これぞLCCターミナルと言うべき簡素さ。
とは言え、特別不便なターミナルではありません。
必要十分です。
実はヨーロッパでLCC専用ターミナルは少数派。
どちらかと言うと、セカンダリー空港がLCC専用空港となっている場合が多いと言えます。
よって、今回の記事で紹介した空港はどちらかと言うと特殊・・・かもしれません。
特にロンドンやパリでは複数の空港が存在し、空港によって住み分けが出来ています。
最近ではFSC傘下のLCC(ブエリング・ユーロウイングス・トランサヴィア他)が台頭し、しれっと一般のターミナルを利用している場合が目立つようにもなってきました。
しかしヨーロッパのLCC専用ターミナルを利用した後に成田の第3ターミナルを利用すると、様々なことが過剰に感じてしまいます。
その点、関空の第2や那覇のLCCターミナルの方が、LCCターミナルとしては"優秀"なのでは無いかと思ってしまうのですが。
リスボンはタクシーも比較的安価ですし。
ターミナルは、これぞLCCターミナルと言うべき簡素さ。
とは言え、特別不便なターミナルではありません。
必要十分です。
まとめ
他にもいくつかLCC専用ターミナルがありますが、今回はヨーロッパを代表するLCC専用ターミナルをご紹介しました。実はヨーロッパでLCC専用ターミナルは少数派。
どちらかと言うと、セカンダリー空港がLCC専用空港となっている場合が多いと言えます。
よって、今回の記事で紹介した空港はどちらかと言うと特殊・・・かもしれません。
特にロンドンやパリでは複数の空港が存在し、空港によって住み分けが出来ています。
最近ではFSC傘下のLCC(ブエリング・ユーロウイングス・トランサヴィア他)が台頭し、しれっと一般のターミナルを利用している場合が目立つようにもなってきました。
しかしヨーロッパのLCC専用ターミナルを利用した後に成田の第3ターミナルを利用すると、様々なことが過剰に感じてしまいます。
その点、関空の第2や那覇のLCCターミナルの方が、LCCターミナルとしては"優秀"なのでは無いかと思ってしまうのですが。