知って損はない中東のLCCまとめ

*2015年1月1日現在の情報を元に作成しています*

昨年書いたヨーロッパ編に続き、中東編です。
知って損はないヨーロッパの6大LCC

日本人にはドバイくらいしか馴染みのない中東ですが、日本よりも10年程早くLCCが誕生しました。
そんな中東のLCCの特徴をご紹介。
ドバイのお隣シャールジャを拠点にしているLCC。中東初のLCCとして、 2003年より運航開始。
シャールジャ空港とドバイ中心部までは15km程しか離れておらず、タクシーやエアアラビアのバスで難なく移動が出来ます。

機材はA320ですが、余裕のある162席または168席仕様

2014年6月1日現在、50都市前後に就航。
主な就航先は中東各地・トルコ・中央アジア・南アジア・アフリカ。

シャールジャ以外にもラアスアル・ハイマ首長国のラアスアル・ハイマ空港発着路線もあります。

グループにエアアラビア・エジプト、エアアラビア・モロッコがあり、2015年中にエアアラビア・ヨルダンの設立が予定されています。
ペトラ・エアラインズがエアアラビア・ヨルダンへ!2015年は再び欧州-ヨルダン線の低価格が進む?

flydubai フライドバイ

その名の通りドバイを拠点にしているLCC。2009年に運航を開始したばかりですが、今や中東最大規模のLCCに。
エミレーツ航空の子会社・・・という訳ではありませんが、エミレーツのCEOとフライドバイの会長は同一人物で、実質子会社という認識で良いでしょう。エミレーツとの乗継が可能です。

エミレーツがワイドボディ機しか所有していないため、エミレーツが就航するには小さすぎる都市など、エミレーツの路線網を補う役目を担ってします。
ビジネスクラスがあったり、全席にモニターが付いていたりと潤沢な資金を活用し急成長中。
もちろん、モニターで映画を見るのは有料ですけどね。

Jazeera Airways ジャジーラエアウェイズ

エアアラビアの成功に便乗しようと誕生したクウェートのLCC。2004年設立。
当初はクウェートとドバイを拠点に南アジア方面への就航を加速するも、2009年に"自分でLCC作るわ"とドバイに言われ、ドバイを追い出されてしまいました。
結局経営方針を変え、30機以上オーダーしたA320も一部キャンセルし、現在は15機でコツコツとクウェート発着路線で頑張っています。

Up アップ

2013年に設立されたイスラエルのフラッグキャリア、エル・アル航空のLCCです。
テルアビブを拠点に欧州5路線を運航。
エルアル航空の路線を引き継いでいるので、少し料金の安くなったエルアル・・・といった感じ。
社名やデザイン以外はこれをいった特徴がなく、FSCのLCC感がたっぷりです。

Flynas フライナス

サウジアラビア初のLCCにして唯一のLCC。
しかしサウジアラビアを拠点にしているので、日本人が利用することはまず無いでしょう。
中・長距離線への進出も発表されましたが、業績不振で規模を縮小。

ジッダとリヤドを拠点に約25都市に就航しています。

Air Cairo エアカイロ

エジプトの首都、カイロを拠点にしているLCC。
と、紹介したいのですが、現在はアレクサンドリアを拠点に中東のいくつかの都市に就航しています。
一般の方が利用し易いのは、アンマンとクウェート線くらいでしょうか。
しかしLCCかどうか非常に判別し難い航空会社で、料金もそれほど安くはありません。
同じアレクサンドリア発着路線なら、エアアラビアエジプトの方が便利です。