787でハワイ、日本、南アフリカ線を検討
ノルウェジアンは現在7機のボーイング787機で長距離線を運航しています。主な路線は欧州-アメリカ線と欧州-バンコク線。
このうちアメリカ線では、様々な事情でアメリカ側からの抵抗を受けているのが現状。
詳しくはこちらの記事で。
ノルウェー・エアシャトル、アイルランド設立企業の米就航が一部却下 | FlyTeam ニュース
European Union Says U.S. in Breach of Aviation Pact - WSJ
長期的に見るとアメリカ線のみに頼るのは経営上好ましくないため、アメリカ線以外の路線での収益も確保したい考え。
そのアメリカ線以外で検討中の路線とCEOが答えたのが、ハワイ、日本、南アフリカ線。
ハワイ線には以前書きましたが、既に北欧のメディアも取り上げています。
ノルウェジアンがハワイだって!?欧州-ハワイ線が誕生するかもしれない話
そして日本線。
2年前に787をノルウェジアンが導入発表時にも日本線が候補の一つとCEOは答えましたが、遂に2度めの発言。
ノルウェーの格安航空：長距離路線就航へ、東京も候補－中型機発注で - Bloomberg
結局プレスリリースに書いてあった、ニューヨーク、香港、バンコク、北京のうちニューヨークとバンコクに飛んだわけですが、今後アメリカ本土以外の路線を開設する可能性は高いといえるでしょう。
2018年には18機で運用予定の787。1機や2機はバンコク以外のアジア、出来れば日本まで来てくれると日本と欧州がグッと近くなりますね。
尚、現在運航しているストックホルム-バンコク線の最低運賃（片道）はtax込で約3万円。
仮にストックホルム-東京線が開設された場合、距離がどちらもほとんど変わらないので、片道3万円、4万円というのは決して不可能な価格では無いかなと。
欧州便といえば、先日エアアジアがロンドン・パリ線の開設を示唆したばかり。
エアアジアXがクアラルンプール-ロンドン線を再開か！？フェルナンデスCEOがツイート！
日本からクアラルンプール経由でヨーロッパに行くと料金の割には時間がかかるのが残念なところ。
エアアジアを使うくらいなら今やエティハド辺の中東系エアラインが格安ですし。
ノルウェジアンには期待です！
737MAXで中距離線を開設
2017年から納入予定のボーイング737MAX。ノルウェジアンは100機の737 MAX 8をオーダーしていますが、現在運航している737-800に比べ約1000km航続距離が伸びます。- 737-800: 3060海里-5600km
- 737 MAX 8: 3,620海里-約6700km
スペック上はそれこそ欧州から中国西部、北インド、西アフリカにも飛行することが出来、CEOは欧州の中都市とアメリカ、カリブ海のリゾート地を結ぶ路線と検討していると答えています。