素晴らしい内容なのでご紹介。
2013年度って、もう半年近く前の話なんですけどねw
今回の資料は全て株式会社航空経営研究所の、日本のLCC3社の実績(2013年度)からです。
日本のLCC3社の実績(2013年度) - 航空経営研究所 JAMR*バニラエアはエアアジアジャパンの実績も含まれています。
2013年度LCC3社旅客実績
某社社長が「黒船LCCは1年以内に日本から撤退する!」なんて週刊誌で言っておりましたが、どうなったのか!?日本にLCCが誕生して2年目の気になる実績です。総旅客数: 674万人(うちピーチとジェットスターが300万人規模)
国内線利用者数: 565万人(国内線総旅客数の6%)
国際線利用者数: 109万人
国内線利用者数は2012年度の1~2%から大きく増えました。
今年度は800万人程度まで伸びるでしょうか。
●ピーチ路線別旅客実績
平均搭乗率は84%と、どの路線も高い搭乗率です。
唯一那覇-石垣線だけが低い状況ですが、既に運休している路線。
報道では「搭乗率は悪くはなかった」とありましたが、他路線よりも悪いのは一目瞭然。
●ジェットスター路線別旅客実績
大丈夫なの?と心配されたジェットスター。どの路線も70~80%と悪くない搭乗率です。
平均は78%。成田-大分線のみ唯一の60%台、68%です。
●バニラエア路線別旅客実績
平均搭乗率は68%。
2013年度LCC3社欠航・遅延率
●ピーチ欠航率: 0.55%
遅延率: 16.9%
●ジェットスター
欠航率: 1.49%
遅延率: 18.9%
●バニラエア
エアアジアジャパンのデータも含まれているので記載しません。
可哀想ですし。
まとめ
意外と頑張ってる感のある国内LCC3社。今年からはスプリングジャパンも就航し、LCCの旅客実績は右肩上がり!と思いきや、ピーチのパイロット不足があるので何とも言えません。
しかし2013年度の実績を見る限り、日本のLCCもある程度のシェアを確保しているのは間違いありません。
特にピーチがある関西圏では確固たる地位を築いていると言って間違いないでしょう。
また、ジェットスターの関西発着路線も
ピーチは既に黒字化を達成していますが、ジェットスターは2013年度(6月決算)がまだ未発表なので収支状況は不明。気になるところですが、少なくとも2012年度の50億円の赤字よりは遥かにマシでしょう。
バニラは最近徐々に搭乗率を上げてきており、さらに遅延・欠航率も低下。
間違いなく期待が出来る香港線に、首都圏発着LCC初の就航地である高雄。
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