前回は缶詰でしたが、今回はヌードルで。缶詰編は下記をご覧ください。
ヌードルよりも日本語でラーメンと言ったほうが分かりやすいのですが、日本のラーメンとは似ても似つかないので、あえて「ヌードル」と呼ばせて頂きます。
イギリスで麺類というのは比較的よく食べられているジャンルで、前回の缶詰にあったようにパスタ系と中華麺系にわけられます。
パスタに関してはイタリアが地理的に近いこともあり、日本に比べると安く、しかも多くの種類を購入することができます。
日本で馴染みの深いスパゲッティも、プライベートブランドの安いものからオーガニックのこだわりのものまで、幅広くあります。
中華麺に関しては、大きなスーパーマーケットで生麺タイプを購入することもできますが、多くのイギリス人は中華レストランで食べる機会がほとんどで、まず家で調理をしている人は見かけません。
しかし、イギリスにもインスタントラーメンがあるのです!しかも安くて種類も豊富!
おっと、ラーメンではなく、「ヌードル」ですねw
おっと、ラーメンではなく、「ヌードル」ですねw
今回はそんなイギリスで売られているインスタントヌードルをご紹介します。
●モリソンズのインスタントヌードル、カレー味
まずはイギリスで最も安いスーパーマーケットの一つと言われているMorrisons(モリソンズ)のインスタントラーメン。
このスーパーを例えるなら・・・・・・西友ですか?ちょっとわかりませんw
モリソンズの最も安いインスタントラーメンは、プライベートブランド、M saversの商品。
写真左側がチキン味。右側がカレー味になっています。
イギリスでは5個パックでは売っておらず、全てバラ売りです。
そしてお値段なんと、1袋15p、日本円で約22円。
22円ですよ!5個買っても約110円。
安いでしょう!!!
それではお味をチェック。
チキン味は総じてマズいので、カレー味を選ばせて頂きます。
価格は現在のレートで約22円。内容量は65g。
原材料。
麺は小麦・油・マルトデキストリン(多分デンプン)等。
粉末状のスープはカレーパウダーが中心ですが、生姜・カイエンペッパー・クミン等。
その他ターメリックやオニオンパウダー等が含まれています。
あれ・・・・・・ヌードルが糞不味いのをアピールするための記事なんですが、この原材料だと意外と美味しいヌードルになる気がしますwww
さすが日本にカレーを伝えた国w香辛料は無駄に本格的ですねwww
とは言うものの、made in Chinaです。イギリスで製造されたものではなく、中国で作られています。
作り方は至って普通です。
200mlのお湯を沸かして、スープの元を鍋に投入。
麺を3~4個に割って、鍋に投入。
たまに混ぜて2~3分で完成。
やはり200mlではスープが少ない。麺が丸見え。たぶん平たい皿で食べるんですよね。イギリス、どんぶり無いから。
まずスープから頂きます。
・・・・・・、イケる。意外とイケる!激旨では無いですが、飲める!
んんん、香辛料が効いている!インドっぽい味!
日本のカレーではありません。まさにインド風のカレースープといったところ。
続いて麺。・・・・・・。コシがない!
正直、マズい!麺とスープがあってなさすぎるよ!麺が変な味だ!
しかし22円だと考えると、食べられる。
100円だったら捨てますが、22円なら納得。まさに22円の味。
マルちゃん正麺とは大違いですが、22円なら納得。
駄菓子屋でおばあちゃんが20円で売っていたら、子供は買うんじゃない無いだろうか。
●セインズベリーのインスタントヌードル、チキン味
続いて定番チキン味。
こちらは別のスーパーのインスタントを試食します。
Sainsbury's(セインズベリー)で最も安い物を購入しました。こちらもセインズベリーのプライベートブランドで、名称はbasicsシリーズ。
チキン味とカレー味、値段も15pとモリソンズとまったく同じです。
セインズベリーは日本で言うイオンですね。同じ価格帯のスーパーとしてテスコもありますが、テスコはどちらかと言うとイトーヨーカドーみたいな。
まあどっちも似たようなもんなんですがwww
早速試食。
パッケージも非常に似てます。もう同じ工場で作ってるんじゃないの?って感じ。中身も同じです。これだけ見ると日本のインスタントラーメンと変わらないような・・・。
原材料・作り方などは全てモリソンズのインスタントヌードルと同じですが・・・。
こちらは電子レンジでの調理方法が載っています。
でも電子レンジで作ると美味しくない気がするので、やっぱり鍋で調理。
で、完成。いざ試食!
・・・・・・、やっぱりマズい!マズいぞ!チキン味は地雷ですね。
麺がマズい事ながらスープもマズい。
いい所無し。
●セインズベリーのインスタンヌードル、Newチキン味
駄菓子菓子、ここで記事を終わってはイギリス人に怒られてしまいますw
というわけで、Newチキン味のご紹介。
セインズベリーで売ってる新しい味シリーズです。
先程のbasicsシリーズと違い、こちらは28pです。日本円で40円くらい?倍ですね、倍。
味もいくつか種類がありました。無難にチキン味にして、basicsシリーズとの味を比べてみましょう。
New recipeが目立ちます。
しかし一体いつ発売したのかわかりません。昔から売ってた?だって普段これが売っている棚なんてスルーですからねw新レシピに期待します。
パッケージのデザインがちょっと凝ってる以外は特に変わらず。
原材料が弱冠増えてます。やはり味に違いにあるのか。
いざ試食。
おや・・・・・・、22円の商品とは違います。明らかに違います。匂いからして違う!!!
麺は同じですが、スープが違う!味に深みが!コクもあります!
小さな人参やコリアンダーが入っており、見た目もそれっぽく。
もちろん日本のインスタントラーメンと比べるとあれですが・・・、とりあえず食べられます。
15pと28pの違いは大きいですね。ちょっと感動。
ガチのイギリス人が開発しているのか、中華系の移民が開発しているのか、中国の工場か下請けが開発しているのか知りませんが、かなり進化しています。
Newレシピ、間違いありません。
ちなみにマズいとおもった方は返金してくれるそうです。作ってしまったものを返品するのか、コールセンターにマズいから返せ!と電話をするのか知りませんがwとりあえず全額返金してくれるそうです。まあ40円ですけどねw
というわけで、今回はインスタントヌードルを食べてみました。
イギリスで生活していると徐々に自分の舌が鈍っていくのがわかりますが、15pのスープを飲んでマズいと感じるまでは、日本で鍛え上げた舌がイギリスでまだ耐えている証拠ですw
イギリスでは未だに階級制度が残っていますし、その階級や家庭によっても料理が大きく違います。
まったく料理をしない家庭は日本以上に料理をしませんし、毎食外食や冷凍食品というのも普通です。
逆にこだわりがある家庭は手作り&材料はオーガニックの食品ばかりを食べている所もあったりで、千差万別。
そもそも日本とイギリスを比べると食文化の違いがあるので、多くの日本人の感想として「イギリスの食事はマズい」というのは間違いありません。
だって本当にマズいもん。
イギリス人だって美味いの食ったら美味い!って言いますけどね。
もちろん、イギリスにだって美味い物がありますし。
でもね、生まれてから食ってるものが根本的に違うんですから比べては失礼。
さて、日本では常に新しい商品が開発され、マズい商品は淘汰されていきます。
しかしイギリスではマズいものも一向に姿を消しません。
それは
・マズいけど安いから需要があるから売っているか
・日本人にはマズいと感じるものがイギリスでは美味しいとされているから売られているのか
どちらかはわかりません。
是非イギリス土産にイギリスで食されているヌードルはいかがでしょうか。これで貰った人も英国気分(๑´ڡ`๑)