今月24日、アメリカで面白いトラブルがありました。
ニュージャージー州ニューアーク発デンバー行きのユナイテッド航空1462便は24日、この用具を使った乗客と前の席の乗客がけんかになったためシカゴに緊急着陸する事態になった。
AP通信によれば、後ろの席の男性が客室乗務員の求めにもかかわらず用具を取り外すのを拒んだため、前の席の女性が男性に水を浴びせた。普通のエコノミーより5インチ(約12.7センチ)広いスペースのため追加料金のかかるエコノミー・プラスの座席での出来事だったという。
他にもいくつかのメディアが取り上げています。
トラブルになった原因はニーディフェンダー(Knee Defender)と呼ばれる器具を乗客が使用したため。
自分の座席のテーブルにこの器具を付けると、前の人のシートが倒れてこない・・・・・・という優れ?物。お値段21.95ドル。約2200円。
この製品自体はかなり昔から販売しており、少なくとも4年前には売っていた記憶が。もっと前?
昔からよく取り上げられる製品なので飛行機好き、LCC好きならご存知の方も多いでしょう。
この製品自体はかなり昔から販売しており、少なくとも4年前には売っていた記憶が。もっと前?
昔からよく取り上げられる製品なので飛行機好き、LCC好きならご存知の方も多いでしょう。
かなり前から発売していたが故に、多くの航空会社はこの製品の使用を禁止しています。
今回ニュースになったユナイテッド航空はもちろん、欧米の多くの航空会社では使用禁止です。
このブログでも馴染みがあるLCCだと本国ジェットスターが使用禁止。
ジャパンはどうでしょう?客室乗務員の方が知らなさそうですねw
さて、今回のトラブルのオチは当事者達が一般のエコノミー席よりも広い席に座っていたという点。
世の中にはもっと狭いシートが存在するのに、よりによって広いシートで喧嘩をするとはw
LCCではリクライニングが出来ないシートを採用している会社が多いです。
アメリカのスプリット、アイルランドのラインエアー、イギリスのモナーク・・・・・・。
リクライニングが出来ないと言っても多くは2~3時間以内のフライトですし、利用者からは好評だと言われています。
リクライニングが出来ないシートはメンテナンスの面でも有利と言われ、LCCが積極的に採用する理由の一つにもなっています。
たまーに古い機材に乗ると、リクライニングが壊れてて自分のシートだけ倒れない・・・なんて経験がある方もいるでしょう。
日本も1社くらいはリクライニングが出来ないシートを採用するLCCが出ても不思議ではないと思いますが!
海外の方のコメントやブログを拝見してみると、多くの支持を集めているのは
「後ろの方のために自分はリクライニングしない」
という意見。
実際ヨーロッパのLCCに乗ると座席を倒す人は稀。
もちろん後ろに誰もいなければ倒す人が多いですが、混雑している機内で倒す人はあまりいないかなと。
「は?お前のためにシートを倒すなって?自己中が!」なんてコメントもありますが、評判悪いですw
自分はシートを倒されるより、自分のシートを蹴りまくるうるさい子供のほうがイラッとしますw
親が注意をしろよ!と思うんですが、知らんぷりで。注意出来ない自分が情けないw
Back Defenderはどこかで売ってませんか?