ヴァージンアトランティックが東京から撤退へ

ヴァージン・アトランティック航空が東京から撤退することを発表しています。
A withdrawal of operations to Tokyo Narita with the final flight from London to Narita on 31 January 2015 and the final flight from Narita to London on 01 February 2015.
Virgin Atlantic would like to thank its customers and staff in Tokyo, Cape Town, Mumbai and Vancouver for their loyalty and commitment to our services. In the future if Heathrow gains its long overdue expansion, Virgin Atlantic would love to re-enter Tokyo, Cape Town, Mumbai and Vancouver. 
Network changes | Virgin Atlantic

要約すると、現在デイリーで運航されているロンドンヒースロー-東京成田線は2015年2月1日(成田発)がラストフライト。
東京以外もケープタウン・ムンバイ・バンクーバーから撤退予定。
東京撤退と言うより日本撤退が正しい言い方かもしれません。

理由は米国路線の拡張。
ニューヨーク・LA・アトランタ等、かなりの米国路線が増えるようです。
大西洋路線に集中させ、収益性の改善を見込んでいます。
詳しくはヴァージン・アトランティックの公式ホームページやファイナンシャルタイムズの記事をご覧ください。
ヴァージン・アトランティック - 路線ネットワークの強化計画と顧客満足度向上のための投資計画を発表
Virgin Atlantic to bolster US routes in bid to return to profit - FT.com



東京-ロンドン線は4社が運航していますが、4社の中では比較的安価で航空券が買えたのでヴァージンは日本人留学生に人気があったような気がしますね。
エコノミーの座席数も割合も多く、ツアーで利用された方も多いことでしょう。

しかしANAやJALが新シートを導入し、一昔前は最新のシートやエンターテイメントを提供していたヴァージンが近年では質の面で見劣りしていたのは事実。

自分もそれほど料金が変わらなければANAかJALを選択。
成田と羽田の両方に就航しているBAも比較的安いので、時間や料金重視ならBA。
昔はヴァージン一択!なんて人もいたのに、今はそんな声も聞かなくなりました。

最近はヴィヴィアンがデザインした制服が採用され、さらにUK!感が増してきただけに残念。

イギリスのフラッグキャリアといえばBAな訳ですが、あの真っ赤な制服を来たCAに出会えるヴァージンも悪くなかったなと、今更ですが感じます。
羽田へ移るなんて話もあったので、正直撤退には驚くばかり。

これも時代の流れでしょうか。

心配なのは座席の供給数が減って、ロンドン線が少し値上がるかもしれないという点。
最近はどこもビジネスやプレエコに力を入れてエコノミーの席数が減るばかり。庶民には辛いですねぇ。
ま、そしたら大人しく経由でw
1989年に成田乗り入れを開始したヴァージン。今年で25年。
イギリスにご縁のある方で普段JALやANAをご指名の方、乗り納めは如何でしょう?