さらに多くの日立の車両がイギリスで走るかもしれない話

昨日多くのメディアが伝えた、日立の話。
日立製作所 は10日、オランダの鉄道運行会社アベリオ社から、通勤用車両を供給する優先交渉権を取得したと発表した。車両だけで400―500億円規模の案件で、英国の都市間高速鉄道計画(IEP)に続き、欧州での鉄道事業の拡大につなげる。
優先交渉権を獲得したのは、セミ・オーダーメイドの通勤車両「AT―200」。234車両で70編成の案件(400―500億円規模)で、このほかに長期保守契約も含まれる。
日立、オランダ鉄道会社に車両納入の優先交渉権 400─500億円に| マネーニュース| 最新経済ニュース | Reuters

オランダの鉄道会社"アベリオ"がイギリス国内で路線を運行しており、実際にはオランダではなくイギリスのスコットランドで運行されます。
2015年3月まではファースト社(First ScotRail)が運行していますが、4月からアベリオ(Abellio ScotRail)にフランチャイズ権が移るので、それに伴う新型車両導入となります。落札した条件に新型車両の導入も必須だったはず。

日本とは事情が大きく異なるので、簡単にいえば東急東横線が西武東横線になる・・・感じでしょうか。ちょっと簡単に言い過ぎましたw



兎にも角にも、日立の車両がイギリスで運行される可能性が高くなりました。あくまで優先交渉権ですから、場合によっては日立以外の車両が導入される可能性もありますが・・・・・・。
既に運行を開始しているクラス395、2017年に運航開始予定のクラス800・801に続く車両となるでしょう。

今回優先交渉権を獲得したのは近郊型車両のAT-200。2017年から運行開始予定。

英国市場向けに開発したセミ・オーダーメイドタイプの標準型近郊車両「AT-200」を公開

日本の新型車両に比べれば特別最先端というわけではありません。
未だにフルカラーのモニターが付いた車両なんて走っていない国ですし。
それでも今走っているボンバル・・・のクソみたいな車両に比べればかなりマシです。

既に運航しているクラス395もそうなんですが、日立の車両の評判は本当に良いです。素晴らしい。

これに弾みを付けて、他路線の受注も獲得して欲しい限り。

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