2014年に起きた民間航空機による主な航空機事故

2014年は悲惨な航空機事故が多い年だったように感じます。
航空機事故に関する情報をまとめているウェブサイト、Aviation Safety Networkによると、2014年の主な民間航空機による死者数は事件・事故の件数は21件。死者数は986人。
事故の件数は少ないものの、死者数の数は2005年以来の多さで、1件あたりの事故での死者数が多かったというのは間違いないでしょう。
ということで、2014年に起きた、主な民間航空機事故をまとめてみます。

ネパール航空183便墜落事故

日付: 2014年2月16日
機材: DHC-6
乗客: 15人
乗員: 3人
死者: 18人(全員)
出発地: ポカラ空港
目的地: ジュムラ空港

ポカラ南西74kmの地点で墜落を確認。
原因は不明ながら、当時は悪天候だったとも。

エチオピア航空702便ハイジャック事件

エチオピア航空702便ハイジャック事件 - Wikipedia
日付: 2014年2月17日
機材: 767-300ER
乗客: 193人
乗員: 9人
負傷・死者数: 0人
出発地: アディスアベバ・ボレ国際空港
経由地: ローマ・フィウミチーノ空港
目的地: ミラノ・マルペンサ国際空港

アディスアベバからローマに向かう途中、副操縦士が亡命目的でハイジャック。
スイスのジュネーヴに着陸し、逮捕。乗客乗員は全員無事だった。

マレーシア航空370便行方不明事件

マレーシア航空370便 - Wikipedia
日付: 2014年3月8日
機材: 777-200ER
乗客: 227人
乗員: 12人
行方不明者: 239人(全員)
出発地: クアラルンプール国際空港
目的地: 北京首都国際空港

クアラルンプール離陸から約1時間後、ベトナム沖の上空でレーダーから消えた。
突如姿を消した航空機を、世界各国が探したものの、2014年中には解決ならず。

マレーシア航空17便撃墜事件

マレーシア航空17便 - Wikipedia
日付: 2014年7月17日
機材: 777-200ER
乗客: 283人
乗員: 15人
死者: 298人(全員)
出発地: アムステルダム・スキポール空港
目的地: クアラルンプール国際空港

ウクライナ東部でミサイルによって撃墜。
親ロシア派武装勢力が地対空ミサイルを誤射との見方が有力。

トランスアジア航空222便着陸失敗事故

トランスアジア航空222便着陸失敗事故 - Wikipedia
日付: 2014年7月23日
機材: ATR 72-500
乗客: 54人
乗員: 4人
負傷者: 14人(地上5人含む)
死者: 49人
生存者: 9人
出発地: 高雄国際空港
目的地: 澎湖馬公空港

台風10号による天候不良の影響を受け着陸を失敗し、馬公空港近郊にて墜落。

アルジェリア航空5017便墜落事故

アルジェリア航空5017便墜落事故 - Wikipedia
日付: 2014年7月24日
機材: MD-83
乗客: 110人
乗員: 6人
死者: 116人(全員)
出発地: ブルキナファソ・ワガドゥグー空港
目的地: アルジェ・ウアリブーメディアン空港

ワガドゥグー空港を離陸後、約30分後にマリ北部の砂漠地帯に墜落。
悪天候、その他要因による墜落が有力なものの、現在も調査中。

セパハン航空5915便墜落事故

日付: 2014年8月10日
機材: IrAn-140
乗客: 40人
乗員: 8人
負傷者: 9人
死者: 39人
生存者: 9人
出発地: テヘラン・メヘラーバード国際空港
目的地: タバス空港

メヘラーバード空港離陸直後、エンジントラブルにより墜落。

インドネシア・エアアジア8501便墜落事故

インドネシア・エアアジア8501便 - Wikipedia
日付: 2014年12月28日
機材: A320-200
乗客: 155人
乗員: 7人
負傷者: 9人
死者: 推定で162人(全員)
出発地: スラバヤ・ジュアンダ国際空港
目的地: シンガポール・チャンギ国際空港

ジュアンダ空港を離陸後、ジャワ海に墜落。
現在調査中。