いよいよ成田空港の施設使用料が国内線でも徴収開始!料金はどれくらい変わる?

2015年4月8日より成田空港第3ターミナルがオープンするにあたって、今日2015年1月15日より航空券に旅客サービス施設使用料(以下使用料と表記)が加算されます。
トラベルサポート 旅客サービス施設使用料(PSFC)および旅客保安サービス料(PSSC) - 変更後の料金 | 成田国際空港公式WEBサイト
料金は大人380円、子供190円。成田発も着でも加算されます。

というわけで、成田空港を発着する国内線LCCの料金を調査。

ジェットスター

運賃+380円で間違いありません。
ただ、このブログでは毎度お馴染みのネタではありますが、使用料込の価格表示では無い点が非常に残念。
オーストラリア版やアプリから同じフライトを検索した場合、料金は使用料込の価格。
日本語版ホームページから検索した価格とは380円の差があるので注意。

尚、クレジットカードの支払手数料は430円。使用料と支払手数料の合計は810円となります。

バニラエア

380円が加算。
支払手数料は500円。使用料と支払手数料の合計は880円となります。

ピーチ

ピーチは第3ターミナルではなく、今後も第1ターミナルを利用。
使用料は440円。
関西空港との使用料(関西発410円・関西着360円)を合わせると
関西→成田: 850円
成田→関西: 800円
が加算されます。

春秋航空日本

未だ夏スケジュール分の販売をしていないため不明。
ただ、第3ターミナルを使用予定なので、380円の使用料が加算されるのは間違いありません。

まとめ

LCCの成田発着国内線を利用した場合、空港使用料と支払手数料を含めた金額は以下のようになります。
空港使用料支払手数料合計
ジェットスター380円430円810円
バニラエア380円500円880円
ピーチ/成田発*440円/360円330円1130円
ピーチ/成田着*440円/410円330円1180円
春秋航空日本380円430円810円
*ピーチは成田-関西発着路線

上記は片道の金額なので、例えばジェットスターの成田発着を往復した場合は、1620円。
ピーチで関西-成田を往復した場合は、2310円が運賃の他に必要です。

今後、国内LCCの成田発着路線でセールが行われ、片道1000円!3000円!と書いてあっても、片道あたり1000円を加算した金額が実際の料金だと覚えておけば良いでしょう。

一方、第3ターミナルを使用する国際線は値下げに。
現在判明しているのはバニラエアのみですが、2610円から1540円に値下げとなります。



さて、第3ターミナルの誕生で成田空港を発着する路線では380円も余分に支払う必要があります。
結局第3ターミナルが出来たからといって運賃が値下げになった訳ではないですし、380円が直接利用者の負担になるのは間違いありません。

ジェットスターはバウチャー、ピーチはピーチポイントがあるから支払手数料は許しましょう。
しかしバニラエアは支払手数料が必須なので、嫌ですね。名前は"シンプル"のくせに。
黙っていても運賃+880円。

ジェットスターのtax総額表示は評価したいものの、なぜ日本語版は採用しないのか就航以来の疑問。相変わらずフライト時間は午前・午後表記ですし。

ピーチは第1ターミナルを使用し続けるのが、果たしてメリットになるかデメリットになるか。
成田・関空の空港使用料がそれなりの金額になる訳ですが、ジェットスターとの競争上、総額だと大した差ではないでしょう。

第3ターミナルオープン後、利用者からの評判が気になるところです。