LCCの勢いにおされつつあるスカイマークの逆襲という記事が財経新聞に。
ここ最近、1週間に1社の割合でスカイマークの記事が出てます。
要約すると
・関空-札幌・那覇はピーチとの戦いに破れ、撤退。ここがポイント。
・成田発着路線も搭乗率が悪いが、2014年以降に就航する成田-ニューヨーク線の乗り継ぎ便として活用するので、多少の赤字でも維持。
・羽田—札幌便や羽田—福岡便など羽田発着便は好調。そのため、2014年以降にA330を導入して、更に供給力を上げる。
・果たして成功するのか。正直厳しいんじゃないか？
そんなとこでしょうか。
今回の記事では、ついに成田-ニューヨーク線の具体的な値段が出てましたね。
往復運賃でプレミアムエコノミーが24万円から、ビジネスクラスは30万円台で販売する予定
日系あれですが、米系なら至って普通の値段ではないかと思ってしまいましたが、こんなんで400席も埋まるのでしょうか？サービス・食事・エンターテイメント等、上級クラスはエコノミークラス以上にハードルが高いと思っているんですが、ホントに成功するのか。
みんな心配してます。
FSA（大手）とLCCの中間として、今後どのように攻めるのか疑問です。
現に関空ではLCCとFSAに負けたんですよ。
LCCに負けたという表現の記事が多いですが、正確には両方に負けたんです。
関空発はピーチもジェットスターもANAもJALも飛ばしていましたし、今現在も飛ばしています。
スカイマークだけが撤退したんです。
結局、FSAとLCCの間に挟まれたスカイマークは、中間ではなくどちらかに決めないと危ないと思うんですよね。
実際、スカイマークに付加価値を求めてるような人は少なく、やはり料金重視の顧客がほとんど。
国内の数時間の路線では、やはり「料金」「サービス」以外に勝負できることはありません。
世界の航空会社を見て下さい。今やFSAでさえ、LCCみたいな料金で乗れますよ。
サービスなんて、FSAの訓練された方達になんて勝てないんだし、もうLCC路線を突っ走れば良いと思うんですが。
既にスカイマークは十分コスト削減をしてきたので、あっというまに国内No.1のLCCになる素質があるのに。もったいない。
source: 財経新聞