●Introduction
札幌からの帰りはエアアジアジャパン、国内線としては最後のフライトに搭乗。タイミングよく最後の日なら最終便に乗ってあげよう!という気持ちでw
料金は4680円。しかしウェブチェックイン時に悲しいシートを用意されたので、しょうがなく座席指定料金を支払い。最後くらいは払うw
●チェックイン
ウェブチェックイン済みで預け荷物は無しなので、そのまま保安検査場へ。でも今日はエアアジアジャパン最後のフライトなので、一応チェックインカウンターもチラ見。成田にあった、ラストフライトの文字は見当たらず。
でも手続き終了後はみんなで記念撮影w良いね、若々しくてw
ちらっと様子を見た後は保安検査場前の搭乗券確認へ。
もう定規でビリっと切るのも今日で最後。
手でビリビリ破れば良いと何度も思っていましたが、やはり丁寧な日本人には無理があったか・・・。
●搭乗前~搭乗
成田からのフライトが着いた時点で凄い人数が搭乗口に集まってるし、スタッフ総出で機内から降りてくる人たちをお出迎え。カメラのフラッシュは凄いし、あれ?こんなにエアアジアって人気がありましたか?wガラガラのフライトしか国内線では体験したことが無いので驚き。
あまりに人が凄いので、上の階のジェットスターの搭乗口があるフロアで待っていましたw静かで下のフロアとは対照的w
でも今度は飛行機を撮影しようとする方が何人も下から上がってきて結局上も下も変わらない感じにw
時間になったのでゲートへ。
人がすごい・・・。さすが予約率100%のフライトです。
ゲート通過後にちょっとしたプレゼント。
ステッカーとコメント付きポケットティッシュ。
こんなコメントなんて書いちゃって、すでにANA臭い。
●フライト
19:05発ですが、ドアが閉まったのは19:20過ぎ、離陸は19:35頃。ドアが閉まる直前に見送りに来たグランドスタッフにFAさんが花束を手渡し。
「キャーーー!」という嬉しい悲鳴がw感謝の言葉をグランドスタッフが話すまもなく、ドアはクローズ。やるね、木村拓哉君w
そう、このフライトの客室乗務員は有名な木村拓哉が乗務。
あえて説明する必要も無いので、知らない方はぜひ下の記事を参考に。
AirAsia(エアアジア)は楽しい(のんべんだらりさん)
国内LCCの個人的な感想(chanmeryさん)
あんな感じのアナウンスが許されるのはサウスウエストとジェットブルー、そしてエアアジアくらいかな?基本的にクールなアナウンスというか、静かなフライトが好きなので派手はアナウンスが嫌いなんですが、上の3つの会社ならOKw
そして意外と最終便なのに初めて搭乗する方も多いようで、毎回拍手が凄いw隣に座っていた欧米人はドン引きwww
機内はほぼ満席。予約率が100%だったので空席もほとんど見当たらない。
普段からこれくらい乗ってれば良かったのにねw
最終便だからか機内販売が売れる売れる。こんなに売れているのは初めて見た。まるでご祝儀だ。しかし約1時間のフライトで機内食なんてオーダーしていると、新千歳で食べてきたほうが良かったんでは?と思ってしまう。
そしてよく考えたらこれは最終便。まるで香典だw
●到着
20:40着の予定が21:05着。25分遅れ。最後くらいは定刻で運航して欲しかったがここ数ヶ月の定時運行率が60%前後のエアアジアジャパンにはやはり無駄だったかな。
そして着陸後、木村拓哉君が
「エアアジア・ジャパンは今日で運航を終了いたしますが、バニラエアになってからもみなさん乗って頂けますか?乗っていただける方は客室乗務員の呼び出しボタンを押して下さい」
なんて言うもんだからみんな連打。
このフライトの乗務員は全員バニラで働くとも言うし。あああ、せっかくクアラルンプールで訓練したのにw
機長もFAも、もらったメッセージカードにさえバニラバニラでトニーが可哀想だわw
飛行機を降りるとスタッフが多数お出迎え。国内線最後だし。この後は釜山便のお出迎えかな?
バニラのフライヤーを配布するのは忘れませんw
自分はさっさと帰りたいので、1台目のバスに乗ってターミナルへ。1台目なのにお客さんが半分くらいしか乗っていないというwみんな機内や外で記念撮影をしているので仕方ない。
●飛行ルート
より大きな地図で JW8528 を表示
●Summary
さて、10月26日を持ってエアアジアジャパンの運航は終了しました。
すでに一部報道にもあるように、エアアジアのCEOであるトニー・フェルナンデス氏は日本への参入を失敗と見ています。
エアアジアジャパンの不真の原因としては、
・ウェブページの不便さ
・日本で一般的な旅行代理店ではなく直接販売に拘った営業戦略のミス
・成田空港の運用制限
などが指摘されていますが、どれも根本的な不真の原因では無いでしょう。
単純にANAと手を組んだのが間違いだっただけ。むしろそれに気づいて直ぐに手を引いたトニーはさすがだと思いますよ。でも失ったものは大きい。
せっかく鍛えた乗務員もバニラに持ってかれるし、LCCのイロハは諸々ANAへ流れただけ。
そんなことを考えるとこの最後のフライトはエアアジアが可愛そうで泣けてきます。
まだエアアジアなのにバニラバニラって。
エアアジアジャパンの9月の搭乗率は国内線が80%以上、成田-桃園線に至っては90%。
就航後~今年6月頃までは搭乗率の悪さが際立っていましたが、路線によっては日本でも屈指の高搭乗率。
そう考えると例えば国際線であればソウルと釜山線を休止して、成田-桃園線をダブルデイリーにしたりすれば、また今とは違ったシナリオもあったかな?とは思います。
もちろん9月10月は運行終了間際ということで、普段よりもセール運賃の設定が多かったのは事実。
しかしそのセールも特別安いというわけでは無かったので、少なくとも赤字にはならないレベルでの高搭乗率を維持していました。
この時点で先に述べた一般的に言われている不信の原因は真実では無いことがわかります。
例えウェブサイトが不便だろうが、ネットでしかチケットが売っていなくても、運用が例え不便でも、そこそこ安けりゃ搭乗率は上がるんです。
なんて言いつつも、そもそもANAを手を組んだ時点でエアアジアジャパンが撤退することはシナリオ通りだったのかもしれません。
自分にはANAが本気でエアアジアを日本でやろうと言う意思が就航当初から感じられませんでしたし。
どちらにせよ経営の方向性でエアアジアが主導権を握れなかったのは痛かったですね。
エアアジアは国内線に再び参入することはあるのでしょうか。
日本は税金なり利用料が高いので、航空会社がどんなにコスト削減を行っても限界がありますからね。
メディアも少しは日本の航空行政のマズさを指摘すりゃ良いんですが。
というわけでエアアジアジャパン、バイバーイ!
航空会社: エアアジアジャパン
便名: JW8528
機材: A320-200・JA04AJ
出発空港: 札幌新千歳空港19:05
到着空港: 成田国際空港20:40
航空会社: エアアジアジャパン
便名: JW8528
機材: A320-200・JA04AJ
出発空港: 札幌新千歳空港19:05
到着空港: 成田国際空港20:40