ジェットスターの鹿児島発着便は火山灰で今日も欠航!

10月28日、桜島の火山灰の影響でジェットスターの鹿児島発着便は欠航しました。
もうジェットスターの鹿児島線の欠航は月1くらいの恒例行事になってきましたw

ちなみに同日のANA・スカイマーク・JAL・ソラシドは全便運航しております。もちろんピーチも。
そう、ジェットスターだけが欠航。



欠航理由として考えられるのは、やはりカンタスやジェットスターが日本の他社よりも厳しい安全基準、社内規定を前提に運航しているだめだと自分は推測しています。

様々な団体が航空会社の安全度ランキングを発表していますが、カンタスは大体15位~3位に入っておりますし、1950年台後半以降は死者を出した事故は皆無。
特筆すべき点は、オーストラリアの地理的条件から長距離便や大型機での運航頻度が多い割に事故が少ないということ。
ニュージーランド航空も同様ですが。

このカンタスグループやジェットスターの安全に関しては以前も記事にしています。
しかしジェットスタージャパンが就航地として鹿児島を選んだ以上、基準を日本の他社並に変えるなり、そもそも就航すべきでは無かった。
鹿児島で火山灰の影響を受けるのは事前にわかっていたはずなのに。

火山灰が航空機に与える影響は少なくありません。
1982年に起きたブリティッシュ・エアウェイズ9便エンジン故障事故が有名ですが、2010年のアイスランドの件も覚えている方は多いでしょう。

カンタスが火山灰に対して特に厳しい運航基準を持っているのは素晴らしいことだと思います。
もし他社が事故を起こせば、「ジェットスターは欠航していてすばらしい!」となるわけですし。
しかし事故もなく、他社は普段通りに運航していれば、「なんでジェットスターだけ欠航?もう使わねーよ!」となりますよ。すでにそう考えている日本人の乗客はものすごい多いはず。

でも自分がカンタスの人だったらどうしますかね?確率が0で無い限り、社内の規定を変えてまで灰が飛ぶ可能性がある中を飛ばすかな?うーん、自分は相当な科学的根拠があって絶対に影響が無いと言えない限り、規定は変えないでしょう。

しかし他社が問題なく飛んでいるという事実もあります。
本当に難しい・・・・・・。



以前、成田発鹿児島行きが福岡空港にダイバートしたときは、鹿児島まで新幹線での費用を負担してくれましたが、今回は返金か明日以降の便への変更だけ。
まあLCCとしては正しいですね。当たり前の対応です。

これでも最近はかなり欠航は少なくなってきた気がしますが・・・・・・。



個人的には最近の桜島の活発な活動が続いている中、無理に鹿児島に飛ばす必要は無いと思います。熊本あたりにでも飛ばせばね?
マイナスなイメージが欠航すればするほど・・・・・・。

そろそろ何か本格的な対策を取らないとマズいと思います。もちろん対策は公表して、他社並みに基準を変えるなりなんなり。
もしくはなぜ他社は飛んでいるのに、ジェットスターは飛ばさないのか。本当に安全上の理由なら堂々と公表すれば良いんですよ。そうすりゃ納得。他社が反論する可能性大ですがw

オーストラリアだと火山灰の経験が少ない気もするんですよね。一方日本の会社は桜島なり伊豆諸島なりで経験があるし。その辺りの差も原因の一つかもしれません。

だったらJALの規定を真似しろ感じですけど。

そういう自分も、火山灰の影響を考慮してどんなに安くても鹿児島線は取りませんw1日1便だと欠航するとマズいですね。ちょっと厳しい。

うーん、どうにかしないとマズいですね・・・・・・。