本格稼働したピーチの機内エンタメアプリ「high!」を使ってみた

本格稼働前の記事はこちらからどうぞ。

ピーチが昨年3月より開始した、Wi-Fiを使った空港・機内エンターテインメント「high!」
2014年2月から本格稼働ということで、以前と多少変わりました。
  • 関西・那覇の両空港でしかダウンロードできなかった映画等のコンテンツが、搭乗時間24時間前からどこでも事前にダウンロード
  • 有料コンテンツの大幅増
という2点です。

利用方法は
1. 事前にアプリをダウンロード
  
2. 関西国際空港第2ターミナル・那覇空港LCCターミナルで専用アクセスポイント「high」にアクセスするか、搭乗時間の24時間前から予約番号を入力。
3. アプリを起動し、動画をダウンロード!

トップページは以前と変わらず。

「作品を探す」をタッチすると以下の様な画面に遷移します。
関空で専用アクセスポイントに接続した所まったく反応が無いので、予約番号を入力して自分の持っている回線で接続しました。

以前よりもコンテンツが多そうな雰囲気を既に醸し出しています。

とりあえず「カテゴリから探す」で映画をみましょう。
以上がほぼ全部の映画です。

毎月5本以上が無料ということで、4月は
・トニー滝谷
・2日間で上手に彼女にナル方法
・クリスマス・ストーリー
・ストーム・シェルター
・パンクチュア 合衆国の陰謀
以上の5本が無料で提供されていました。

それ以外はiTunesやgoogle playでレンタルするよりも少し高額で、まったく低価格ではないのがポイント。

てっきりピーチの利用者というかなり限定された人が利用できるサービスなので、かなりlow-costならぬlow-priceを期待していただけに残念。

また映画のチョイスも一般大衆向けというよりは、多少なりと映画を普段から見ていないと知らないようなタイトルが大半なのではないかなーと率直に思いました。
もちろん決して悪い映画では無いのですが、他社の機内エンターテイメントで提供されている映画と比べると、という事です。

ドラマ・アニメ・旅・オリジナルのコンテンツは以下の通り。
全てを確認しているわけではありませんが、アニメが有料という以外は全て無料で提供されていた・・・かと思います。



というわけで、本格稼働という名のもとに有料コンテンツを大量に配信して絶賛営業中のhigh!。
有料コンテンツは1本あたり300円以上のものが大半で、座席指定料金よりも高いというのはどうなんでしょうか?
1本100円程度で購入できればまた話が違ってくると思いますが、見たくもない映画に432円を払う人はかなり少ないはず。
460円でプレジャーシートを指定するか、空港でビールでも飲みます。

大変面白い試みであっただけに、内容的には非常に残念。

サービスを提供しているマイシアターの独自調査によると
80%の渡航者が「LCC(格安航空会社)にも機内エンターテインメントサービスが欲しい」
と回答しているようですが、実際は
LCC(格安航空会社)にも無料の機内エンターテインメントサービスが欲しい。有料でもいいけど、レガシーのような最新映画が見れるなら、200円くらい払おうかな?
と言ったところでしょう。

既に有料であれば様々なコンテンツをスマートフォンやタブレット端末で見ることが出来る時代。
high!にはより一層の工夫が必要なのかもしれません。