国交省の「航空輸送サービスに係る情報公開」からLCC関連の情報をピックアップ!平成25年度第2回版

今回も国交省の「航空輸送サービスに係る情報公開」からLCC関連の情報を軽くまとめてみます。
前回の記事は以下から。
Help Point: 国交省の「航空輸送サービスに係る情報公開」からLCC関連の情報をピックアップ
今回は基本的に2013年7月~9月の情報がメインです。
報道発表資料:航空輸送サービスに係る情報公開(平成25年度第2回) - 国土交通省

●遅延率

*APJ=ピーチ/JJP=ジェットスター/WAJ=エアアジア
懐かしきエアアジアジャパンの遅延率が異常ですw
ピーチよりもジェットスターの方が遅延率は低くなっています。

●欠航率

遅延率と違い、こちらはジェットスターよりもピーチの方が低いです。というかピーチの欠航率の低さが際立っています。エアアジアはやはり話になりませんw

●輸送人員あたりの旅客収入

H25年度上期H25.4~6H25.7~9
ピーチ8400円(7800円)7000円(6900円)9400円(8500円)
ジェットスター7400円(8800円)5800円8600円(8800円)
エアアジア7300円(8900円)5900円8300円(8900円)
*()は前年同期の数字

●輸送人キロあたりの旅客収入

H25年度上期H25.4~6H25.7~9
ピーチ8.8円 (9.0円)7.6円 (8.1円)9.7円 (9.6円)
ジェットスター7.0円 (8円)5.5円8.1円 (8円)
エアアジア6.8円 (8円)5.6円7.7円 (8円)
*()は前年同期の数字

●LCC単独一社が就航している路線の座席利用率(L/F)

成田-大分線(ジェットスター)
7~9月は66.9%。やはり低いです。しょうがないので安く売りだしたら年末年始はほぼ満席ですw
ジェットスターの国内線で最も売れている路線と言って良いでしょう。まあ安く売って売上が少なくなったら本末転倒なので今後に期待です。

成田-鹿児島線(ジェットスター)
7~9月は71.1%。徐々に火山灰に弱いという噂が広まりつつあるので、どうにかして欲しいところ。いや、最早噂ではなくなっているかもしれませんがw

成田-松山線(ジェットスター)
7~9月は75.6%。思ったより低いですね。それでも大分・鹿児島を含めた地方3路線の中では最も高いんですが・・・。もうちょっと頑張れ!

成田-関西線(ジェットスター)
7~9月は71.4%。まだピーチが就航する前なのでジェットスター1社での運航・・・だったはず。
悪くないんですけどね。でも夏休み期間中だったわけでもう少し高く無いと・・・・・・。

関西-仙台線(ピーチ)
7~9月は90.9%。国内線第2位です。これぞ本来あるべきLCCのL/F。相変わらず素晴らしい。
ただ気になるのは10月まで1日片道3便だったのに、今2便なんですよね。3便だと多すぎなんですかね?

関西-長崎線(ピーチ)
7~9月は81.6%。昨年は60%台だったのに今年に入ってからいい感じで。やはり地方路線は席が埋まるまである程度の日数が必要なのか・・・。

関西-鹿児島線(ピーチ)
7~9月は85.7%。ジェットスターも見習わないとw



ピーチは凄いっす。これぞLCCと言った感じで。
仙台線は何が要因なんですかね。伊丹-仙台線もあるのに。いや、仙台以外も好調なんですが。
ジェットスターもこれ以上大幅な赤字が出るとは思えない程度には頑張ってるようですが、結局年内には関空の拠点化も無理そう・・・。
エアアジアはほぼ最後までダメでしたねwというかやる気ないだろwって感じで。

来年はリージョナルLCCを目指すというリンクや春秋航空日本が登場するので、日本の国内線LCCはネタが豊富。

とりあえずジェットスター頑張れw