高級ホテルからカジュアルなホテルまで、当日限定のお得なプランをスマートフォンから最短10秒で簡単に予約できるアプリです。宿泊人数は最大2名、素泊まりのプランのみで、現在地から近い当日泊まれるホテルを表示し、あらかじめ登録されたクレジットカード情報を使うことで、アプリを起動してから予約、決済までが最短4ステップで完了します。サービス開始時点では東京都内の約130施設が予約可能で、順次対象エリアを全国へと拡大し、年内には約600施設を目指します。なんてプレスリリースに書いてあるんですが、実際に使ってみると微妙。
当日予約ができるアプリなんて今はいくつもありますし、そもそも安くない。
今は2000円分のクーポンが貰えるので、それを使ってようやく大手の予約サイトと同額程度になるかならないかというレベル。
わざわざこのアプリを使って予約をするメリットがありません。見た目はUberで今風なんですけどね。
大体10秒で予約って、どんなホテルにしょうか検索する時間は含まれていません。
あくまで予約するステップが10秒というだけ。
きっと六本木辺の高収入な方が、ハイアットとかリッツを当日予約するのに便利なんでしょう。
グラス片手にスマホでメールを返信する振りをしながら10秒で予約。「もうホテルは予約してるよ？」的な。惚れます。
さて、自分はどこかの予約サイトと組んでアプリを提供しているのかと思ったら、どうもグリーが単独でやっているようです。
それほど部屋数のない中堅のホテルは、日本人向けに楽天トラベル・じゃらん・るるぶ辺で予約管理をしつつ、最近は訪日外国人が増えてるからってエクスペディアやブッキングでも予約管理をして、てんてこ舞い。
色んな人が、うちの予約サイトは良いですよ！なんていうから、あっちでもこっちでも予約が出来るようにしても管理が大変。
人気があるビジネスホテルなんかは楽天かじゃらんのどちらか一つに搾り、あとは自社のホームページからの予約に特化し、経費を削減しているホテルもある時代。
ここに今度はグリー。利用者も宿泊施設側もあまりメリットを感じませんね。
当日プランなんて楽天やじゃらん辺でいくらでもありますし、既にビジネスマンや普段から当日予約をしている人には、もう自分でお気に入りの宿や手慣れた予約方法があるでしょう。
様々な業種がここ数年で日本のホテル予約サービスに参入。
マシなのはドコモがJTBと組んだ「dトラベル」くらい。
今や外資系があの手この手で日本でのシェア拡大を狙っています。
Tonightは生き残ることが出来るでしょうか。