西久保愼一氏は社長を辞任。
あっという間の出来事でした。
ミニスカはアレですがポロシャツを導入したり、シートポケットに備え付けの"サービスコンセプト"なんかは好きだったのですが。
皆様様々なご意見ご感想をお持ちでしょうが、自分はA380やA330なんて導入せずに、きちんとLCCとして突き詰めていけば、唯一羽田発着国内線のLCCとして十分勝ち残っていけたと考えている派です。
ま、A380でニューヨークやロンドンに行くのを楽しみにしていたは事実なんですが。
A330も、もう少しアピールする方法があったような気も。
例えば、facebookのいいね!の数。
ANAとJALは100万以上。
ジェットスターが30万以上。
ピーチと春秋航空が10万以上。
スカイマークは・・・2000。
国内の主要なエアラインでは最も数が少ないかと。
応援してくれてる人がいない・・・ってことなんですかね?単純にコンテンツ不足?
様々な方法でスカイマークの良さをアピールしていれば、多少なりと違う結果になったかな、なんて。
さて、辞任された西久保氏の2012年以降のインタビュー記事をまとめてみました。
一貫して同じことを言い続けているのですが、それが裏目に出たような気も。
当ブログはLCCがメインですので、もちろんLCCに関する発言をメインに引用しています。
各社のインタビュー、今もう一度読み返してみると面白いですよ!
尚、メデイア各社の記事を引用していますが、規約に基づき、タイトルと日付等を明記しています。
■スカイマーク社長 西久保愼一 批判されてもあえて言い続ける「顧客の苦情を受け付けない経営哲学」 | 経済の死角 | 現代ビジネス [講談社](2012年07月03日)
■スカイマーク社長 「消費生活センターに、は言い過ぎたがポリシーは変えない」 〈週刊朝日〉|dot.ドット 朝日新聞出版(2012年7月4日)
(成田発着のLCCに対して)各社とも就航時のご祝儀相場が終われば、20~30%程度の搭乗率にあえぐことになるでしょう。エアアジアもジェットスターも、親会社や子会社の欧州路線の業績が悪く 日本路線に活路を求めてやってきます。そんな彼らがいつまで赤字に耐え られるか。LCCは来るのも早いが、撤退するのも早い。1年以内には、撤退を考え始めるのではないでしょうか。■「日本の航空会社は過剰サービス」:日経ビジネスオンライン(2013年7月31日)
(日本のLCCに対して)正直に申しあげると、黒字化は難しいと思う。羽田空港の発着枠が取れないからだ。■「もう一度関空もやぶさかではない」 スカイマーク西久保社長インタビュー: Aviation Wire(2013年7月31日)
ピーチ・アビエーション(APJ)が成田に来るなら、もう一度関西空港に行く。関空は神戸空港の自社便とカニバった(顧客を食い合った)。■スカイマークはこうやって消耗戦から脱する | エアライン | 東洋経済オンライン | 新世代リーダーのためのビジネスサイト(2014年01月12日)
(自社のA330に対し)昨今のLCC(格安航空会社)との消耗戦から抜け出すためにも、LCCとはまったく違う商品でマーケットにアピールしていく。
■秋本俊二の“飛行機と空と旅”の話:「航空ベンチャー」ではあっても「LCC」ではない──スカイマーク 西久保愼一社長に聞く (1/3) - 誠 Style(2014年01月28日)
うちは「航空ベンチャー」ではあっても「LCC」ではない。いつもそうお話ししてきたのですが。私たちは、単に1つのストーリーを進めているだけなんですよ。■スカイマークの今後の戦略は 西久保愼一社長の単独インタビュー全文書き起こし(前編) : Traicy(2014年06月16日)
■「”クラスJ”はライバルになるかも。」 西久保愼一社長の単独インタビュー全文書き起こし(後編) : Traicy(2014年06月17日)
(不採算に見える路線に関して)継続します。成田に関しましては便数ですとかですね。米子に関してはまだ始まったばかりですのでこれから認知度を上げていくといった感じです。■「10人中9人に嫌われても、そんなの構わない。」スカイマーク社長インタビュー | 創業手帳Web(2014年7月16日)
「貧すれば鈍する」という言葉があるように、お金がなくなり会社がピンチになると、振る舞いもあまりよくなくなっていく訳です。でも、お金があったってなくたって、潰れるときはどうせ潰れるんです(笑)。それなら、平気な顔をして潰れた方がカッコイイじゃないですか。■スカイマーク「国内線だけでは行き詰まる」:日経ビジネスオンライン(2014年7月31日)
そうですね。企業として大事なのは存在価値ですよ。存在価値がある企業でないと残れないですよね。存在価値のない会社は、残っても残らなくても一緒です。企業は存在価値をなくしたら、そこで寿命は終わりです。たとえ会社が残っていも、それはもう抜け殻です。■世界で広がる「脱LCC」の波:日経ビジネスオンライン(2014年9月4日)
(イギリスのLCCの)イージージェットも、本社に行ってマネジャーの方に話を聞いてきましたけれど、やっぱり(LCCモデルを)変えなきゃいけないなということはおっしゃっていました。つまり、成功したLCCはみんな変わらなきゃいけないと思っているわけです