世界のLCC界をリードする経営者達2014!

LCCと言うのは既存の航空会社に比べ比較的参入がし易い事業。そのため2000年以降多くのLCCが世界中で誕生しました。
しかし数年前のリーマン・ショック、そして原油高騰で多くのLCCが消滅。
そんな中、今でも運行を続け、確実な利益を上げ、世界のLCCの見本となるような経営をし続ける素晴らしい経営者16人をご紹介。

1人1人の経営者に注目して色々書こうと思いましたが、途中で挫折。なぜなら人によっては1人で1記事書けるくらいネタが豊富なので。
今回は、こんな経営者がいますよ~、程度の記事です。

Adel Abdullah Ali  / airarabia CEO

アデル・アリ氏は2003年10月に中東・北アフリカ初のLCC、エアアラビアを設立。
過去に、ガルフエアでは副社長を、ブリティッシュ・エアウェイズでは上級管理職を歴任。
中東では航空・観光分野で様々な賞を受賞し、先駆者として世界的に知られています。
2008年にはWorld LCC Congress(世界LCC会議)でベストLCCを受賞し、2011年には中東の最優秀ビジネスリーダーに選ばれています。

Ghaith Al Ghaith / flydubai CEO

ガイス氏はドバイ初のLCC、フライドバイのCEO。民間航空庁長官でもあるドバイ政府副議長のSheikh Ahmed Bin Saeed Al Maktoum氏と濃い関係を築き上げ、フライドバイを設立。以前はエミレーツで営業部長、営業統括マネージャー職を務めていました。

Ben Baldanza / Spirit Airlines CEO

ベン・バルダンザ氏はアメリカ、中南米地域最大のULCC(Ultra Low Cost Carrier)、スピリット航空に2005年1月COOとして入社。2006年にはCEOに。
"究極のケチ野郎"なんて愛称で業界紙では書かれることもありますが、ライアンエアーがサービス向上を掲げた2014年、コスト削減を徹底して実施しているのは彼くらいでしょう。

David Barger, / JetBlue CEO


デイビッド・バーガー氏は1982年にニューヨークエアに入社し、その後はコンチネンタル航空へ。様々な管理職を歴任した後、1998年にジェットブルーを設立し、COOに就任。2007年5月よりジェットブルーCEOに就任。
航空業界だけでなく、幅広い活躍を見せている世界を代表するCEOの1人。
ニューヨーク市の学校教育改善を目指すPencilという非営利組織の議長も務めています。
2014年9月に辞任することを発表し、2015年2月16日でジェットブルーから去ることが決まっています。

Rahul Bhatia / IndiGo CEO

ラウール・バティア氏は、航空、技術、ホスピタリティーの分野で事業を行っているインド企業のInterGlobe Enterprisesのグループマネージング・ディレクター。
2006年初めにInterGlobeの子会社としてインディゴを設立。現在はCEOに就任しています。

Alex Cruz / Vueling CEO

アレックス・クルーズ氏は、スペインのビルバオ出身。
アメリカン航空で数多くの管理職を経験後、航空コンサルティング会社を設立。2006年にはクリックエアーを設立し、その後2009年にブエリングとの合併を成功させました。現在ではスペイン第2のエアライン、そして欧州を代表するLCCにブエリングは成長。

Sir Stelios Haji-Ioannou / easyJet 創設者

ステリオス・ハジ・イオアヌ卿はイージーグループ、そしてイージージェットの創設者。
キプロス系ギリシャ人で、イージージェットを設立したのは弱冠28歳の時。
2000年にロンドン証券取引所に上場。2006年には、イージーブランドの成功から爵位を授かりました。
2012年、タンザニア初のLCCのとしてFastjetという航空会社を設立。
イージージェットの表舞台からは姿を消したものの、今後も目が離せません。

Peter Duffy / easyJet コマーシャルディレクター


ピーター・ダッフィー氏は2011年2月にイージージェットへ入社。入社前は、イギリスのアウディ社のマーケティング部長やバークレー銀行でのマーケティングサービス部長など有名企業で働いた実績があります。
いち早くモバイル版のウェブサイトを作り、他社に先駆けアプリを作成。
2013年にはGeneration easyJetキャンペーンを成功させました。

Kenny Jacobs/ Ryanair CMO

ヨーロッパ最大かつ世界のLCCを先導しているライアンエアーの最高マーケティング責任者であるケニー・ジェイコブス氏。CMOの役職だけでなく、ライアンエアーの経営、マーケティング、そして顧客サービスも担当しています。
以前は、イギリスの価格比較サイトMoneysupermarket.comの最高マーケティング責任者として働いていま したが、キャリアのほとんどをスーパーマーケット大手のテスコで培いました。
テスコアイルランドでは販売担当責任者として、そしてテスコUKではブランドマネジャーとして活躍した経歴があります。

Thomas Winkelmann / Germanwings CEO

トーマス・ヴィンケルマン氏はドイツ大手百貨店のカウフホーフやルフトハンザのアメリカ副支社長等でキャリアを磨いた後、その功績を買われ、2006年からジャーマンウイングスのCEOに抜擢。
ルフトハンザが設立する長距離LCC、ユーロウィングスでも力を発揮するでしょう。

Ed Winter / fastjet CEO

エド・ウィンター氏はタンザニアのLCC、ファストジェットのCEO。元々ブリティッシュ・エアウェイズ(BA)のパイロットで国内線や長距離便のチーフパイロット等を経験。BAが設立したLCC、goではCOO、最高執行責任者に就任。その後イージージェットでもCOOに就任。サウジアラビアのLCC、flynasでもCEOを務めました。
航空業界で40年以上のキャリアを持つウィンター氏、現在はアフリカでLCCを発展させるべく、目下奮闘中。

Ali Sabanci / Pegasus Airlines 会長


アリ・サバンジュ氏は1969年にトルコで生まれ、大学からアメリカに留学。MBAを取得後はモルガン・スタンレーに入社。その後トルコに戻り、トルコ最大規模の銀行Akbankに入社。
2004年3月からトルコの投資会社Esas Holding Corpの重役を務め、2005年1月にトルコで最初のLCCとしてペガサスが設立されました。
サバンジュ氏はペガサスだけでなくIZair、エアベルリン等の重役も担っており、青年起業家連盟等の議長も務めている、トルコが誇る著名な経営者です。

Guliz Ozturk / Pegasus Airlines CCO

グリス・オツターク氏は大学卒業後、13年に渡りトルコ航空でキャリアを磨き、シニア・バイス・プレジデントに。2005年にペガサス航空へ入社し定期便部門の部長に抜擢されました。トルコ初のLCCになるべく事業転換した際は、初期メンバーとしてその成功に尽力し、現在は最高コミュニケーション責任者として働いています。

Tony Fernandes / airasia  グループCEO

トニー・フェルナンデス氏は日本でも有名な、エアアジアグループのCEO"Now everyone can fly"のキャッチコピーで、当初は政府系民間航空会社であったエアアジアを、大きな成功を収めた上場企業の航空会社へと変えた世界を代表するCEOです。

Aireen Omar / airasia CEO

アイリーン・オマー氏は2006年1月に財務部長としてエアアジアに入社し、現在CEOとして活躍中。今年11月には、マレーシアで最も輝いた女性を表彰するWomen of Excellence Awards 2014のCEO部門において彼女の優れた功績が表彰されました。

Xiuzhi Zhang / 春秋航空 CEO

张秀智氏は1964年生まれ。春秋航空のCEO兼共同創設者。元々繊維業界で働いていましたが、990年代から観光業へ。急速に成長している中国航空市場において、春秋航空の存在感を確立するため、2004年より奮闘。創設時からのCEOです。
春秋航空と言えば王正華氏が有名ですが、彼女も忘れてはならない重要人物の1人でしょう。