日立が英運輸省から173両の優先交渉権を獲得!イギリス南西部は日立だらけ?

日立レールヨーロッパは英国運輸省の承認を条件に、ファースト・グレート・ウェスタンが運営する英国南西部の路線に向けた、標準型都市間車両「AT-300」173両(29編成)の納入に関する優先交渉権を獲得。
ニュースリリース:2015年3月23日:日立
契約はほぼ確実と伝えているメディアも。

先日、既に契約済みのクラス800がイギリスに到着。
クラス800がイギリスに上陸!AT-200の正式契約も
今回の車両はファースト・グレート・ウェスタンかヴァージン・トレインズ・イーストコース向け。
この車両が以下のデザインになる予定。
緑がファースト。赤はもちろんヴァージントレインズ。
今回の優先交渉権がそのまま発注に繋がると、ファーストグレートウェスタンが所有しているクラス43とマーク3客車は全て日立のクラス800か801に置き換えられます。
40年以上使用されている車両ですが老朽化が進んでおり、延命工事をするか新型車両を導入するか・・・という話になっていました。
結局日立の車両を追加で導入という選択肢になったようですね。

最終的にクラス800/801は80編成以上がファーストグレートウェスタンに導入され、30編成が追加納入される可能性があります。
実際、今は100編成以上のクラス43とマーク3があるので、全てを置き換えるとなると追加が必要なはず。

となると、イギリス南西部で運行しているファーストグレートウェスタンの路線では、あちらこちらで日立の車両が走ることになります。
ちなみにロンドンのターミナルはパディントン駅。
ヒースローエクスプレスの発着駅でもあるので、利用したことがある人も多いでしょう。
数年後のピーク時には日立の車両が数分間隔で入線。
既にセントパンクラス駅ではクラス395(ジャベリン)が発着するシーンが見られますが、それ以上。

英国運輸省は6月末までに最終決定を下す予定です。