その名も、"LCCの参入効果分析に関する調査研究”。
LCCの参入効果分析に関する調査研究(PDF)
以前も記事にしましたが、最新の調査が出たようなので気になる点を取り上げてみます。
以前の記事はこちら。2014年6月のPart1です。
国交省の"LCCの参入効果分析に関する調査研究”をご紹介!!!
今回の記事は特に明記しない限り全てLCCの参入効果分析に関する調査研究から引用しています。
旅客数
LCCが参入した9路線(2013年末までに通算12ヶ月以上のLCC就航実績がある9路線)の合計年間旅客数は、2011年比で 2012年1.71倍、2013年2.42倍と増加
一方、FSCとLCC参入路線と競合する路線(例えば成田-新千歳と競合する羽田-新千歳)では、2012年 0.95 倍、2013年0.87倍と減少
というわけで、LCCが日本国内線に就航したことにより、こんな人達(例)が登場しました。
- 飛行機が安い!どこか旅行に行こう!
- 宮崎に行こうと思ってたけど、大分か鹿児島ならLCCが飛んでるから、そっちに行こう!
- 羽田や伊丹(FSC)は高いから、成田や関空(LCC)から行こう!
LCCの利用している人のタイプ
LCC利用者は、高速バス利用者よりは年齢・所得ともに高いが、鉄道・FSC利用者と比べると年齢・所得ともに低く、学生の占める割合が大きい。LCCの参入が今まで航空を利用していなかった若者や所得の低い層の航空利用を促したと考えられる。
ポイントは、会社役員がLCCを利用する割合はFSCの2倍の4%。
ツイッターやfacebook等でLCCについてコメントをしている方を見ると、普段からインターネット等で情報収集をされている方達。結局そういう方の中には会社役員も多い?なんて事が見えてくるかもしれません。
まとめ
LCCに関する調査というのは色々な方が行っており、ぶっちゃけ、どのアンケート結果も同じです。
JTB・リクルート・地方自治体、どこの調査もほぼ同じ。
みなさん、LCCは安いから利用していますし、安いので多少の不便さは我慢。
旅先で支払う金額は、LCCを利用しようがFSCを利用しようが似た感じ。
国交省の調査で面白いのは、所得と職業のグラフ。
上の2つのグラフをみると、確かに若者や所得の低い人達がLCCを利用しているのですが、所得が高く社会的地位が高い職業に就かれている方がLCCを利用する割合も多い。
となると、LCCを利用していない人は良くも悪くも、普通に働いて、普通にお給料を貰っている方達かもしれません。
数年後、LCCを使い慣れている学生が就職している頃に、また違った結果になると面白いですね。
さて、今回の国交省の調査の目玉はもうひとつ。
それは、地方自治体のLCC誘致、取り組みに関して。
別記事でまとめます。
国交省の"LCCの参入効果分析に関する調査研究”から見る地方自治体の路線誘致の取り組み
JTB・リクルート・地方自治体、どこの調査もほぼ同じ。
みなさん、LCCは安いから利用していますし、安いので多少の不便さは我慢。
旅先で支払う金額は、LCCを利用しようがFSCを利用しようが似た感じ。
国交省の調査で面白いのは、所得と職業のグラフ。
上の2つのグラフをみると、確かに若者や所得の低い人達がLCCを利用しているのですが、所得が高く社会的地位が高い職業に就かれている方がLCCを利用する割合も多い。
となると、LCCを利用していない人は良くも悪くも、普通に働いて、普通にお給料を貰っている方達かもしれません。
数年後、LCCを使い慣れている学生が就職している頃に、また違った結果になると面白いですね。
さて、今回の国交省の調査の目玉はもうひとつ。
それは、地方自治体のLCC誘致、取り組みに関して。
別記事でまとめます。
国交省の"LCCの参入効果分析に関する調査研究”から見る地方自治体の路線誘致の取り組み