2013年の国内LCC予想

さて、昨年も前のblogでやりましたが、2013年に起こる・起こって欲しい国内のLCCに関するニュースを予想してみます。もちろんあくまで予想です。

1.国内各社の路線拡大

ジェットスター(以下GK)・エアアジア(以下JW)・ピーチ(以下MM)共に、新規就航既存路線の増便が予想されます。

GKは昨年の業務規程違反で、新規就航等が全て遅れていますが、間違いなく国際線に就航するでしょう。すでに昨年チラっと機内誌に書いてあってので、成田/香港線が有力。後は台北、そしてなんだかんだいって韓国でしょうか。もう韓国路線はやめて欲しいですがね。香港・台北にそれぞれ週14便くらいは飛んでほしいものです。
国内線は関西空港の拠点化が今年度の上半期に始まります。
個人的にはMMが大阪で頑張っているので、他社は首都圏ベースで頑張って欲しいというのが本音。現在はGK・JW共に同じ都市にしか就航していないので、そろそろ第3の都市に就航して欲しいですね。やはりLCCは中小都市-中小都市や大都市-中小都市を結んで、なんぼだと思います。
採算性からいって、鹿児島・松山・広島・小松あたりは間違いなく需要があると思いますが。
東北は新幹線があって難しいですね。それでも成田-青森が3000円台からあれば、十分需要があると思います。北海道も函館・旭川あたりなら問題ないはず。
兎にも角にも、安全運行でさらなる路線数拡大を期待します。

JWは3月末に中部/福岡線の就航が予定されています。中部国際空港をJWは拠点化するそうですが、やはり成田線の搭乗率が思ったより伸びないからですかね。まあ、現在はGKと同じ路線を飛んでいるんで、被らない路線を狙った気がします。中京圏は人口が800万人以上ですから、中部初の国内線LCCとして十分伸びると思います。ただ、路線はいつもどおりの札幌・福岡・那覇線だけでしょうね。仙台空港の拠点化も発表されていますが、これはまだ先かと思います。寧ろ、国際線に力を入れてくるでしょう。国内よりもまずは海外。台北・香港線辺りから攻めるはず。

MMは国内線のニュースが無い代わりに、国際線は那覇/中国・ベトナム、福岡/韓国・中国が予定されています。那覇と福岡を拠点化するらしいですが、2013年は那覇の拠点化が予定されています。といっても、那覇からどこに飛ぶ予定なのか予想が着きませんね。上海・北京あたりは発着枠がそんなに余ってないので、LCCが入り込む隙があるのか疑問。意外と天津あたりに飛んだり?まあ既に就航している台北やソウル・香港あたりが確実でしょうか。
後は関空/釜山も発表されています。2013年中の予定です。


2.LCC元年から1年

2012年はLCC元年なんて言われ方してましたが、自分はその言い方が嫌いです。だってダサすぎるでしょうw
とは言うものの、国内LCC各社は2013年に1周年を迎えます。これに合わせたキャンペーンやセールを行うのは間違いないでしょう。
1周年なので111円や1001円・1111円、まさかの1円セールをやってくれたら惚れます。
搭乗率を見ると、LCCが根付いているようで根付いていない日本。更なる利用者増を目指すためには、まだまだ驚きのセールが必要でしょう。
いくら年末年始の搭乗率が高くても、オフシーズンに搭乗率を5割を切るようなLCCはどうかと思いますよ。
まずは3月1日に1周年を迎えるMM。どんなキャンペーンをするのか・・・!?


3.新たなLCCの就航

春秋航空の日本国内線就航は2013年の秋以降とアナウンスされています。
ただ、就航都市は福岡・札幌が予定とのこと。どんな価格で勝負するのか、気になります。
個人的にJWやGKよりも低価格でないと、日本人は乗りたがらないと思いますがね。
やはり価格勝負が春秋航空の持ち味でしょう。

また、香港ベースのジェットスター香港も2013年に就航予定です。こちらはまだどの都市に就航するかわかりませんが、もしかするとGKと調整して、成田/香港線をジェットスター香港が飛ばす・・・ということもあるでしょう。元々ジェットスター香港は日本就航が予定されているので、今後が楽しみです。

また、韓国系LCCも国内他都市へ就航があるかもしれません。が、興味が無いのでスルーでw

スクートの成田線の搭乗率が分かり兼ねますが、関空就航やシンガポール/成田の直行便化も2013年のうちにあるかもしれません。

エアアジアXは成田の就航も予定されています。こちらは2013年のうちに就航すると睨んでます。やはり早い時期に就航して、少しでもJWの後押しをしたいのが、フェルナンデスの考えでしょう。羽田と成田でダブルデイリー化しても十分需要があると思いますね。頑張って欲しいです。




と、色々書きましたが、昨年よく見たニュース記事の情報が詰まっているので50~70%くらいは本当です。残りは勘w


LCCが昨年日本国内線に就航したものの、価格は期待する程でもなかったので、2013年は是非頑張って欲しいですね。
やはり個人的に願うのは国内線が大都市以外に就航すること。主要幹線に飛ばしても、お客の取り合いだと思います。
例えばJAL・スカイマーク・ANA・AIR DOが飛ばしている羽田/新千歳線に、JWとGKが成田/新千歳にいくら飛ばしても、もうたかが知れてるんですよ。そこに今年は春秋航空ですか?はっきり言って馬鹿だと思いますけどね。

やはり搭乗率upにはLCC同士で勝負をしていないで、FSAからお客を取るつもりでやらないと。
岩片さんやMMの社長が、「初めて飛行機に乗るお客様が多いんです!」とか言ってたけど、いくら幹線に飛ばしてもね・・・。それよりは、地方都市に飛ばして、東京に住んでる孫に会いに行ったり、その逆のパターンを考えるべき。

日本は貧しい国じゃないからね。みんなお金あるんだよ。国内を隈なく飛んでいるFSAがある以上、LCCはFSAからお客を取るしかない。乗り継ぎ運賃も充実してるし。
今や早期割引であれば1万円でFSAに飛べる時代。LCCは低価格しか勝負できないだから、まずは原点に戻って、多くの利用者が空を飛べるよう各社には頑張って頂きたい。