LCC、「せめてこれだけはタダにして欲しい!」と思うのは?

日本の空港関連ニュースは、みんなの空港新聞でよく見てます。

中でも、アンケートが毎回面白いのでよく見ているのですが、ここ最近LCCに関するアンケートが多いので、ちょっと紹介。

アンケートページの名前はVOTE。そのまんまw

今回のタイトルは
というテーマです。
期間:2013-03-19~2013-04-30で、4月18日現在、365の票があります。

現在、1位は103票で座席指定
2位はLCCだからすべて有料でよい
僅差で3位は結構時の旅客負担

うーん、個人的には「LCCだからすべて有料でよい」なんですが、みなさんはどうでしょう?


ちょっと詳しく見てみます。

まず、座席指定。
現在世界の多くのLCCは座席指定を有料にしています。
完全自由席のLCCもありましたが、やはり座席指定をすることで得られる料金が魅力的なので、一部座席だけでも指定が出来るようになったりと、世界的に有料での座席指定が主流です。

そもそも座席を指定するためには、それなりの予約システムが必要で、そのシステム構築にかかる費用をすこしでも安くするために、自由席のLCCがあったわけです。が、そういったシステム構築の費用は年々安くなり、座席指定を有料化することで得られる利益で、そういったシステムにかかる費用は十分ペイでき、むしろ収益アップに繋がっています。

例えばA・B2社のLCCがあって、同じ路線を5000円と5500円で運行しています。
Aは座席指定が有料。Bは座席指定が無料。
どっちを選ぶかと言われれば、自分は迷わずAなんですが、Bを選ぶ人も日本人なら多そうでうsね。
LCCなんて近距線がほとんどなんで、どこに座ったって変わらないと思いますが・・・。



続いて、欠航時の旅客負担。
これはLCCだからどうしようもないんですが、世界のLCCでは予約時に保険がつけられることがほとんどです。

ベース料金に500円~2500円アップですが、その分遅延や欠航があった場合に変わりの代替手段にかかった費用の50%~100%を負担する保険です。

実は世界的にLCCは遅延・欠航が多いわけではなく、他の大手キャリアと割合は変わりません。
むしろ大手よりも運行率が高いLCCもあります。

日本では無駄にLCCは遅延・欠航が多いと報道されていますが(まあ実際にそうなんですがw)、就航間もない一年生のようなLCCですから、仕方がない部分もあります。

今後定時運航率が上がってくれば、間違いなくこういった保険が国内線に導入されるでしょう。

定員180人のフライトが2000円の保険に半数加入すると18万円。
例えばジェットスターは今一日100便以上の運行なので、1800万円。
仮に1便が欠航しても、90人に対して補償すればいいわけですから、1500万円以上は・・・w

ま、別に自分は保険のプロでもなんでもなく、あくまで大学の授業で習った程度の話なんですが、こういった保険が導入されれば、文句をいう人も減りますし、利益は上がるし、一石二鳥。

ただ、現状の国内線LCCの運行率ではまだ厳しいですねぇ・・・。



というわけで、何もないのがLCCではなく、必要なサービスは全て有料で追加できるのが本来のLCCです。
やっぱりLCCはなんでも有料でおっけー(๑´ڡ`๑)