LCCと言えば、航空事業が軌道に乗った後は様々な業種に攻めるのが定番。
アジアのエアアジアや、ヨーロッパのイージージェットを例に取ると、バス事業や携帯・ネットカフェ等様々なサービスにLow-Costで攻める。
その中でもホテル事業はその最たる例。
エアアジアは東南アジアとイギリス・インドに「チューン・ホテルズ」という名称で20軒以上展開しています。
どんなサービスかと言うと、
- タオルレンタル
- テレビ視聴
- 連泊時の清掃
- ヘアドライヤー
等、全てが有料。テレビはペイチャンネルではなく、「一般の無料放送が有料」という事。
なので、日テレとかテレ朝を見るのは、お金が必要ということですw
ただ、5つ星クラスのベッドや、きちんとシャワーやトイレは各部屋にあるという、最近の日本のビジネスホテルに近い感じ。
そしてついに、2013年7月以降、沖縄・那覇にチューンホテル那覇がオープン予定。
新規に建設するのではなく、那覇前島りらっくすホテルを約10億円で取得後、改装。
運営はエアアジア・ジャパンが行うのではなく、音楽配信などを手掛けるフォンツ・ホールディングスという会社の子会社が行う予定。まったく知らない会社ですねwww
ただ、この那覇前島りらっくすホテル、楽天やじゃらん、トリップアドバイザーの口コミを見てると、大変良いホテルの様子。
楽天の口コミをみると、199の口コミで4.49。
1泊1部屋5000円~ほどだったのに、好立地・綺麗で高サービスだったのでは無いかと推測。
すでに4月29日に営業停止をしておりますが、開業は2010年12月と、たった2年ちょっとでの営業停止とは。ちょっと驚き。
そしてホテルのblogを読むと、何か一騒動あったんじゃないかと、勝手に勘ぐってしまいますね。
◇◇◇ホテル営業休止のご案内◇◇◇
チューン・ホテルズとしては初の日本進出ですが、一体どこまでLow-costで攻めるのか。
チューン・ホテルズの中には窓なしの部屋とか普通にありますからね。今まで1部屋のところに2部屋分。あるいは2部屋分に3部屋分のスペースを作ったりするのか!?
すでに日本のホテルの部屋の狭さは世界でも有名ですが、チューン・ホテルズはその上をいきますからね。
東南アジアでは、確実に綺麗で安いホテルってなかなか無かったりするので、そこがチューン・ホテルズの成功した一因。でも日本はホテルサービスの質に関しては世界トップ。そして最近は綺麗で安いホテルも多いですからね。
チューン・ホテルズは先進国では唯一、イギリスで既に5ヶ所営業中。
確かに評価は高いです。立地の良さと価格の面はもちろん、イギリスのホテルだとシャワーの出が弱かったりすんですが、ここは間違いなく出る、などなど。
2015年までに全世界で100軒建てるとトニーは意気込んでますから、那覇が成功すれば福岡や札幌にもチューン・ホテルズが・・・。
ただ、果たして日本で成功するのか。ちょっと疑問です。
LCCは確かに安いです。例えば今まで1万円だった航空券が5000円で買えるとかね。
でもホテルは1泊1部屋5000円~6000円で既に泊まれますからね。それを3000円程度で勝負するのか?3000円は厳しいかな・・・。
日本にはカプセルホテルとインターネットカフェがありますから。他の国とは同じようにいきません。最近はスーパー銭湯とかね。
那覇なら2500円くらいでカプセルホテルがあるようですし・・・・・・。
自分なんかLCCを世界各地で乗ってきたわけですが、さすがに宿泊費までは削りませんwそこそこの所に泊まりますよ。
日本人の多くは航空券まで削って宿泊費まで削るという考えにいくのか疑問です。タオルくらいは自由に使いたいですよねw家から持っていくわけにはwww