6月17日発売の「週刊現代6月29日号」にジェットスターが載ってるよ!

6月17日発売の週刊現代6月29日号ジェットスターが載ってます。
ノンフィクション作家、森功さんによる
激安航空会社『ジェットスター』はブラック企業だった
で、ございます。
冒頭部分は、森功さんのblogにも載ってます。

まあ内容は、ジェットスターはあぶねーぞ!的な感じですw

でもちょっとおかしな点もいくつかあって、例えばハサミの件。
記事からはジェットスター側に非があるような内容なんですが、非常に疑問。
「ハサミの機内持込のチェック漏れ」と記事では書いてありますが、チェックをするのは成田空港の保安検査。ジェットスターはチェックなどしない。

そもそも、この件は成田発那覇着のジェットスターの便が那覇到着後、ある乗客がボーディングブリッジでハサミを落とす。そのハサミを乗務員が拾って乗客に返しました。
ハサミを拾って乗客に返した乗務員は『全長10cm、刃渡り6cm未満だと判断して返却した』としたが、社内の連絡の過程で『刃渡り10cm』として伝わってしまった」という話。
刃渡り6cm未満だと国内線の場合持込できるんですよね。
刃渡り6cmだろうがハサミであれば一切の持込ができない国際線とは大違い。
むしろ日本国内線のこの制度に問題があると思いますが。

さらに、ジェットスターの就航からの欠航率についててですが、5月以降大きく改善し現在国内LCC3社の中では最も定時運航率が高いLCCです。

確かに去年、整備責任者の経験不足で国交省はジェットスターに厳重注意をしました。
就航直後はお粗末でした。間違いなく。
しかしその後改善されていますし、フライトスケジュールを見てもかなり余裕のあるスケジュールを組んで、問題の機材があれば運用から外すなど、素人目でも改善されているのは実際に搭乗すればよく分かることです。

ま、ツッコミ満載な週刊現代の記事に本気でぶっこんでもあれなんですけどねwww



ジェットスターでは、非常口座席に座るとCAさんから非常口座席用の安全のしおりを直接手渡されます。
そして「非常時には援助をお願いします。私どもが逃げろと叫んだら非常口を開けて下さい。」などと非常口座席に座っている全員に指導。

この辺りはジェットスターはオーストラリア仕込みの徹底した安全対策をしていると言っていいでしょう。
国内大手航空会社の誰でも座れるような非常口座席とはひと味違います。

非常口席を指定した乗客はカウンターへ出向かなければ行けなかったり、搭乗後直接CAさんから具体的に緊急時の対応を指示されたりと、自分は非常口座席に座っているぞ!という気分になります。
すごくしっかりしてて良いと思いますけどね。



マニラ発のジェットスターに乗った時は、急な機材変更で英語が出来ない日本人8名程が非常口座席に座るはめに。
英語が分からないなら、席を移動してくれと英語で頼むCA。
乗務員に日本語が話せる人はおらず、一生懸命英語で伝える。

なんとかその日本人達は非常口座席を移動して欲しいという事がわかったが、なぜ足元が広い非常口座席から狭い普通席に移動しなければわからない様子。
なんども移ってくれと頼んでいるCAに対し、ヘラヘラ「良いじゃん~、ここで良いじゃん~」とゴネるオヤジ。
英語が喋れますか?と聞くと「イングリッシュ?おーけーおーけー!」などと言う始末。

他社ならそのままでしょうが、ジェットスターは違います。
スポットから動きませんw離陸しませんw

結局自分が通訳してどうにか事無きを得ましたが、ここまで徹底しているのか!とジェットスターを見直しました。

まあ、これは本国ジェットスターの話なんですが、ジェットスタージャパンもその辺りは徹底していると感じています。



知り合いにJQで働いている方がいますが、楽しそうに働いています。
だいたい、LCCなんてどこもブラック。国内のLCCは規制が厳しい中頑張ってますよ。

あんまりLCCすごいぞ!って記事は無くて、どっちかって言うと批判的な記事がネット上や書籍では多いので、多少なりと擁護したくなってしまいますw