国交省の「航空輸送サービスに係る情報公開」からLCC関連の情報をピックアップ!!!平成26年度第1回版

国土交通省の「航空輸送サービスに係る情報公開」からLCC関連の情報を軽くまとめてみます。
2014年4月~6月の情報です。
報道発表資料:航空輸送サービスに係る情報公開(平成26年度第1回) - 国土交通省

いつものように、格安航空会社とフルサービスの比較をしてもらったり、LCCも結構頑張ってるなー等興味を持ったりLCCを利用するきっかけになれば幸いです。

遅延率

*APJ=ピーチ/JJP=ジェットスター/VNL=バニラエア

定時運航率は以下の通り。
ピーチ: 78.40%。
ジェットスター: 86.19%
バニラエア: 95.98%

なんとバニラが95.98%とトップ。前回は全社中最下位だったので、大幅改善です。
LCC以外を含めてもトップの定時運航率です。

欠航率

ピーチ: 0.16%。
ジェットスター: 0.35%
バニラエア: 0.56%

ピーチは遅延が多いものの欠航率は低め。
バニラは遅延が少ないものの欠航率は高め。
ジェットスターは2社の間。
ちょっと無理矢理ですがこんな感じ。

1人あたりの旅客収入

H25.10~12H26.1~3H25年度H26.4~6
ピーチ7500円(6100円)7600円(5800円)8000円(6700円)6400円(7000円)
ジェットスター6900円(6200円)6300円(5400円)7000円(6400円)6600円(5800円)
バニラエア6900円6700円7100円6800円
*()は前年同期の数字

1人キロあたりの旅客収入

H25.10~12H26.1~3H25年度H26.4~6
ピーチ8.1円 (6.8円)8.5円(6.4円)8.6円(7.5円)7.1円(7.6円)
ジェットスター6.6円 (6円)6.1円(5円)7円(6円)6.5円(5円)
バニラエア5.7円4.6円6.3円5.4円
*()は前年同期の数字

LCC単独一社が就航している路線の座席利用率(L/F)

成田-大分線(ジェットスター)
76.1%。

成田-鹿児島線(ジェットスター)
68.8%。

成田-松山線(ジェットスター)
71.0%。

成田-高松線(ジェットスター)
64.8%。

関西-仙台線(ピーチ)
85.1%。
国内線利用率第3位。

関西-長崎線(ピーチ)
80.1%。国内線利用率第4位。

関西-鹿児島線(ピーチ)
89.9%。
国内線利用率第1位。2期連続の1位です。

関西-松山線(ピーチ)
71.5%

まとめ

毎度のことですがピーチの強さは圧倒的。全てにおいてピーチは安定していますね。

ピーチ以外もLCCが就航している路線は比較的利用率が高め。

一方可哀想なスカイマーク。
国内線全路線中、下位5路線中3路線はスカイマークが単独で運航している路線。
ピーチは上位5路線中3路線と対照的。

尚、スカイマークの3路線は10月から運休・撤退が決まっています。