東京シャトルとTHE アクセス成田について

乗りバスの方々はすでにかなり乗られているようなので、乗りLCC側からの視点で。
色んな乗車記を読みましたが、ちなみに551さん第4セクターさんの記事がとても読みやすい。

東京シャトルは京成バス他が運行。

・東雲車庫か東京駅前から乗降。
・早朝ジェットスターに乗るには唯一の選択。東京駅1:30発と4:30発。
・9月30日まで800円均一。10月1日からは東京発一律900円、成田空港発一律1000円。
・座席間隔は狭め?しかし海外の空港発着LCB(ローコストバス) に乗り慣れている自分からすれば普通。
・予約可能。
・トイレ無し。といっても所要時間1時間でトイレなんていらんだろ。
THE アクセス成田は千葉の平和交通っていう会社が運行。

・一律1000円。
・予約不可。
・銀座か東京駅前から乗降。
・トイレ有り
・座席間隔が広い。リクライニングもすごい!ビビった!海外ではこんなバス1000円じゃ乗れないw
こんなところ?
東京シャトルは東京駅1:30発に乗ったんだけど、ほぼ満席。そして動かないPAで何時間も待っているのが、個人的に辛い。だって1時間で来れるところを3時間かけて行くって・・・なんだよ・・・、って感じ。これはバス側の問題ではなくターミナルを24時間運営していない成田空港側の問題だけど、正直2度と乗りたくないと思ってしまった。詳しくはジェットスターで札幌に行ってみた。その1を御覧ください。
ただ料金は800円だし、予約してセブンイレブンで発券したら、十六茶のクーポンが付いてて、実質700円じゃないか!とちょっと興奮。
アクセス成田はとにかく座席が広い。そしてリクライニングがすげー。びっくりした!しかもガラガラ!10月1日からは料金面ではほとんど東京シャトルと差がないので、時間があう限りアクセス成田を使いたい。同じ値段なら良い席に座りたいぜ!
と、思ったことを書いてみましたが、正直空港利用者からしてみると、もう1000円固定なら2社共同でやってほしい。東京シャトルは東京駅毎時00分発だし、アクセス成田は東京駅毎時30分発。バス停が同一ならまだしも、会社によって微妙に離れてて利用者には不便。特に慣れていない外国人旅行者には意味不明だと思いますよ。
海外の空港、ロンドン・ルートン空港のバスを例に取ると、現在ルートン空港とロンドン中心部を結んでいるバスは、イージーバスとグリーンラインと呼ばれる2社の共同運行になっています。元々両社は2005年ごろから別々に運行していましたが、2007年頃から共同運行となり、利用者の利便性が格段にアップしました。自分は2006年~2012年にかけてどちらも利用しましたが、やはり共同運行は便利。
2社のウェブサイトを見比べ、自分のフライトにあったバス会社はどちらかな?といちいち見比べるのは非効率。
そう、利用者は基本的に自分のフライトにあったバスを選ぶので、900円も1000円も変わらない。時間にあったバスを選ぶ。
そうなると、仲良く共同運行したほうが良いと思うんですがね。日本のバス事情については詳しくわかりませんが、現に東京シャトルが成田空港交通と共同運行してるんだから、イケるんじゃない?と思うんです。
あとはやっぱり大型バスで運行しているからには、LCC国内線以外にFSAで国際線に乗る予定の人からもある程度集客したいところ。
リムジンバス(東京空港交通)が都内からは約3000円で運行しているけれど、何が良いって、バスにGPSにつけてトラフィックコントロールセンターとやらで運行状況を把握し、最短ルートで空港に行けるということ。いくら渋滞してても、リムジンバスならではの安心が利用者からはあります。
ところが・・・。

まさかのアクセス成田、運転席にMEDIAS搭載!これならリムジンレベルとはいかなくても、ある程度の時間が読める。やるじゃ~ん!って素直に思いました。日本ならではですね。海外じゃナビさえろくについてませんから。
唯一心配なのは、東京シャトルと比べアクセス成田の乗車率が悪いこと。LCCと同じビジネスモデルなら、やっぱり乗車率7割が損益分岐点だと思うんですが、7割も絶対に乗っていない・・・。ガイアの夜明けかなんかで見た時、1ヶ月で乗車率が1割だか2割だって放送してた気がするんですが、これはヤバいでしょう。
まあロクに広告とか出してないし、知る人ぞ知る路線!なんですが、LCBじゃ知名度が勝負だと思うので頑張って欲しい所。
思い切ってレインボーとかド派手な色とかで車体をカラーリングしたらいいんじゃないですかね?イギリスのイージーバスはオレンジ一色で目立つ!
あとは東京シャトルのドライバーが英語ちんぷんかんぷんだったので、「英語が話せるドライバーがバスを運転!」と、頑張ってドライバーに英語を最低限学ばせ、バスを運行。訪日外国人は100円~200円の差なら英語が話せる方を選びます。笑顔で、「こんにちは」とか「どちらまで行かれます?」、「荷物はありますか?」とか言えるだけで十分なんですがね。
もしくは、せっかく新車導入とのことですが、ここはメルセデス・スプリンター系あたりを導入して、コストを抑えるとか。

18人くらい乗れるのでOK。LCC国内線を利用する人は荷物が断然少ないので、トランクとか不必要。これ東京からで成田まで1000円!まあ乗合タクシー風?ですかね。
ま、正直LCCもまだまだ便数が少ないので、お客さんも集まりにくいというのが実情。
成田空港にLCCターミナルが完成(2014年頃?)になれば、きっとターミナルも24時間オープンでしょうし、人の流れも変わって来ると思います。LCCターミナルには羽田の国際線ターミナルと違って、新規に鉄道の駅は出来ないと思うので、バスの独壇場だと思いますよ!それまで両社が力尽きないでこの路線から撤退しないことを祈るばかりです。