6月5日のジェットスターGK120便が成田空港に22:55分頃に着陸。
23時の門限まであと5分での着陸となりました。
事の発端はGK121便成田発新千歳行きが、出発時刻が18:00にも関わらず、18:52頃出発したため。
理由は不明。
さらに、離陸する滑走路が16Rだったため、延々と成田をタキシング。
離陸後かなり急いだようですが、新千歳到着はさらに遅れて21時頃にスポット到着。
21:30頃GK120便成田行きとして出発。
そして22:55頃なんとか成田に到着、というのが流れ。
成田空港のフライト情報には、22:59着と表示されてますね。かなりレアwww
成田空港では3月31日より23時以降24時までやむを得ない場合、離着陸が可能となっています。
その「やむを得ない理由」とは
- 出発空港における悪天候等による遅延
- 悪天候で他空港に一時退避(ダイバート)したことによる遅延
- 悪天候等により遅延が発生し、さらにその影響により生じる玉突き遅延
- 目的地空港の悪天候等による成田空港への引き返し
- その他やむを得ない理由による遅延
成田空港の離着陸制限(カーフュー)、弾力的運用へより引用
と、なっています。
例えば4月、エミレーツの成田発のフライトが、滑走路へ向かう途中に機内で急病人が発生したためターミナルに引き返すという事例がありました。
その際23時を過ぎていましたが、「やむを得ない」理由のため23時を過ぎて離陸をしました。
この件は「やむを得ない理由」に当てはまるということですね。
逆に5月、ジェットスターが機材トラブルで23時を超えて着陸しそうになった時は、成田空港が着陸を拒否。
機材トラブルは「やむを得ない理由」ではないそうです。
いやー、使いにくい空港ですねw
ちなみに23時以降の離着陸に際し以下の条件が適用されます。
- 対象機材は、低騒音機に限る(B747等は対象外)。
- 対象航空会社は制限なし。
- 着陸料と同額の割増料金を徴収し、割増分は全額地域に還元(日本で初)。
- 遅延が発生している航空会社には改善を指導。場合によっては対象外。
- 実施状況の公表、関係市町への報告等、情報公開を徹底。一定期間経過後、検証を行う。
「遅延が発生している航空会社には改善を指導。場合によっては対象外」となっていますが、改善なんか出来ない理由が「やむを得ない理由」な気がしますが。どうなんですかね。
天候なんか改善できないでしょうw急病人もw
さらに、「着陸料と同額の割増料金を徴収し、割増分は全額地域に還元(日本で初)」ですって。
成田よりも市街地にある空港は数多くありますが、成田は歴史的な背景もあり、使いにくい空港に仕上がってしまいましたね。
今や「A380や787なら騒音が少ないから、市街地にある空港でも深夜に離着陸できるようにしよう!」なんて動きがあるなか、成田はまだまだ厳しそうです。