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国交省のデータからLCC関連の情報をピックアップ!!!2014年7月~9月編
先日、国交省が航空輸送サービスに係る情報公開、2014年10月~12月分のデータを公開しました。
航空:平成26年度 - 国土交通省
自分が気になっているのが、バニラエアの成田-奄美大島線。
バニラの就航で確実にJALの搭乗率が落ちるのは間違いないかと思っていましたが、実際に搭乗率に変化があるのか2013年、2014年のデータを比較してみます。
*JALは月毎のデータがあったので月毎。バニラは3ヶ月毎。
Infographic: JAL Vanilla AMAMI | Infogram
データを比較する限り、間違いなくバニラの就航でJALの搭乗率は落ちているようです。
JALは2割~3割減といったところでしょうか。
バニラに対しJALは対抗して価格で勝負するのかと思っていましたが、未だにウルトラ先得で16090円~という設定。価格ではバニラに勝てません。
ANAがジェットスターに対抗して価格を下げたのとは違い、JALは値段がそのままでも一定の需要があると見込んでいたのでしょうか。
それとも補助金があるから今ぐらいの搭乗率でも十分稼げているのか。
Aviation Wire: JAL、羽田-奄美大島線値下げ 10月から補助金で
一方、奄美大島ではバニラの就航で観光客が増え潤っているようで何より。
Aviation Wire: LCC就航で奄美はどう変わったか 地元に浸透したバニラエア
個人的には欧米のFSCみたいに預け荷物の有料化等でもう少し日本のFSCも価格を下げたら良いと思いますけどね。
FSCがLCCをパクる?それでも埋まらないLCCとFSCの差
もちろん運賃を上げるのではなく、座席指定不可・預け荷物無し・マイル無しを条件に今の最安値運賃から1500円~3000円下げる。
そうすればもう少し価格でLCCと勝負できると思いますが、どうでしょうか。