外資系航空会社の名前を日本語表記にする時に困る話

海外の航空会社を日本語にする場合、基本的にはカタカナ表記になります。
Jetstarはジェットスターですし、AirAsiaはエアアジア。そのままです。

しかし日本に就航していなかったり、あまり日本では馴染みのない航空会社を日本語で紹介する場合、統一された表記が無かったりします。
そうなると、通常は誰かが訳した表記が通例に。
それはまだ良いのですが、1つの航空会社で複数の呼び方がついたりすると、ブログを書く上では少し不便。特に海外のLCCを日本語で紹介する時。
そんな悩みをいくつかご紹介。

AIR◯◯は"エア"なのか"エアー"なのか

航空会社によくある名前がAIR。◯◯AIRやAIR◯◯。
AIRが前にあるのはAir China(エアチャイナ)、Air Canada(エアカナダ)等多数。
AIRが後ろにつくのは、Nok Air(ノックエア)、Lion Air(ライオンエア)。こちらも多数。

基本的にAIR◯◯の場合はエアですね。これは間違いないでしょう。

◯◯AIRが厄介。
基本はエアです。Vanilla Airだってバニラエアですし。
しかしWizz Airは"ウィズエアー"が主流。ウィズエアは見ません。
Jin Airも自ら"ジンエアー"と明記。
Nok Airはノックエアとノックエアーが混在。しかし日本語ホームページではノックエアに統一。
有名どころだと、大韓航空はKorean Airでそのまま"コリアンエアー"と書かれている場合がありますね。コリアンエアよりもコリアンエアーが主流。

語感の問題でしょうか。

AIRがくっつくとどっち?

AIRがくっついているタイプの例がFinair(フィンエアー)。
航空会社が少ない分難易度が更に上がります。

Ryanairは"ライアンエアー"。昔からエアーです。
Finairだって"フィンエアー"。
と思ったらTigerairは"タイガーエア"。タイガーエアーじゃないのか。
しかし兄弟とも言えるSilkAirはシルクエアー。

エアー派が多数でタイガーエアだけが異端なのか。

Norwegian Air Shuttleがノルウェー・エアシャトル問題

北欧のLCC、Norwegian Air Shuttleはそのままカタカナにすると、ノルウェジアン・エア・シャトル。あるいはノルウェージャン・エア・シャトル。両方正しいでしょう。
しかし日本ではノルウェー・エアシャトルという表記が多数。
ノルウェー・エアシャトル - Wikipedia
ノルウェー・エアシャトル (Norwegian Air Shuttle) 基本情報 | FlyTeam(フライチーム)
ノルウェー・エアシャトル  - 地球の歩き方エアラインプロフィール

そもそも単語としてのNorwegianはJAPANに対するJapaneseみたいなものですから、Norwegianをノルウェーと書くと、アメリカン航空がアメリカ航空?ぐらい違和感が個人的にあるわけです。
しかもAir Shuttleなのにエア・シャトルではなく、エアシャトル。

とは言え、実際に現地に住んでいる、住んでいた方や利用されたことがある方は圧倒的にノルウェジアンやノルウェージャンと表記している方が多い印象。
ブルームバーグや一部メディアもノルウェジアン。
ノルウェジアン・エアシャトル  株価・株式情報 NAS - Bloomberg
そもそも通称は"Norwegian"なので、ノルウェーは変。

ところが、あのボーイングはノルウェー・エアシャトル表記。
Boeing: ボーイング・ジャパン - 8,000 機デリバリー達成

ノルウェー・エアシャトルという表記に理由があるのか全く不明。謎です。

まとめ

Airlinesも厄介。最近はTurkish Airlinesがトルコ航空からターキッシュエアラインズに変更。
AirwaysもBritish Airwaysブリティッシュ・エアウェイズがあれば、Qatar Airwaysカタール航空もありますが、どちらも決まっているのでOK。

日本に就航している外資系航空会社なら日本語が出来る社員か、代理店の方が決めるのでしょうか。
きちんと決めてくれれば、それが正式名称になるのでOK。

しかし日本に就航していなかったり、日本語版ホームページがないと、基本は英語の名称を訳すしか無いわけで。

細かい話ではあるものの、日本に就航していないLCCネタを書くブログとしては統一したいところ。
実際に検索する時は統一されていたほうが楽ですよね。書く方も楽。

ただ、英語をカタカナにするだけなんですが・・・・・・日本語は難しいですね。