荷物の制限が厳しい世界のLCC

日本に就航している航空会社は機内持込荷物の制限が7kgか10kgが基本ですが、世界にはもっと荷物の制限が厳しいエアラインがあります。特にLCC。
そんなをLCCをいくつかご紹介。

春秋航空

日本に就航しているLCCで制限が厳しいのは春秋航空でしょう。
無料手荷物許容量は機内持込手荷物と預け荷物(受託手荷物を含め15kgと緩いものの、特筆すべきは機内持込手荷物。

サイズは20x30x40cm以内、重量5kg以内。1個まで。
一般的なエアラインよりも一回り小さいサイズとなっています。

実際はそれ以上を持ち込んでいる人が多数いますが。

トムソン・エアウェイズ

LCCではないですが、イギリスのチャーター系トムソン。
例えばロンドンからフロリダまでの往復航空券がtax込で300ポンド以下、5万円前後で予約できることもあります。
が、機内持込手荷物はたった5kgまで。
Thomson Holidays - Baggage Allowance
サイズは55x40x20cm、個数は1個までと一般的なだけに、重量の厳しさが目立ちます。

さらに、中距離以上の路線では預け荷物が高額。例えば上記で紹介したフロリダ線では、往復で20kgまでの荷物を預けた場合75ポンド、約13500円。
航空券が安い理由がわかりますね。

尚、トムソンは基本的にパッケージツアーの販売が主流。そういったツアーの場合は機内持込は7kgまでOK!や預け荷物は15kgまでOK!となっています。

スプリット・エアラインズ

世界的に有名なアメリカのULCC、ultra low-cost carrier。
運賃に含まれている機内持込手荷物は45x35x30cmで1個まで。
一般的な機内持込手荷物のサイズ(56x46x25cm)を機内に持ち込む場合は、追加料金が必要です。

アレジアント・エア

アレジアントもULCCを自称しているだけあって、スプリットと似たような制限となっています。
運賃に含まれているのは、38x18x40cmとスプリットよりも少し小さめ。
それ以上の荷物を預ける場合は追加料金が必要。

ウィズエアー

欧州で厳しいLCCはウィズエアー。
baggage
運賃に含まれているのは42x32x25cmまでの荷物。
それ以上の荷物(56x45x25cmまで)を持ち込む場合は、追加料金が必要です。

まとめ

スプリットやウィズエアーのようなULCCは、利用者からしてみると本当に辛いです。
さすがに無料の範囲内で搭乗するのは至難の業で、お金を払って機内持込か預け荷物を追加しないと、どうしようもありません。

実際評判も悪いですし。

一方、ヨーロッパのULCCと言えばライアンエアーですが、今では機内に持ち込める荷物が1個から2個に増え、以前に比べるとかなり緩和され、評判は上々。

荷物の制限が厳しいLCCがこれ以上増えないことを祈るばかりです。