LCCでイギリスから日本まで!1日目 -ライアンエアーでイギリスからリトアニアへ-

まず最初の目的地は、リトアニア第2の都市、カウナス。

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カウナスを選んだ理由はいくつかあります。

まず、ヨーロッパは殆ど訪問済みなので、これまで行ったことがない国に行ってみたいが、日本へ帰ることを考えると、イギリスより東側に行く必要がある。
そうなると、東欧や北欧、あるいは南欧でもバルカン半島のあたりに絞られます。
その中で行ったことがない国となると、バルト3国。

バルト3国(エストニア・ラトビア・リトアニア)のうち、エストニアしか行ったことが無かったので、この機会に残りの2カ国に行こうかなと。
首都を訪問するだけでも良いんですが、カウナスには日本のシンドラーと呼ばれる杉原千畝さんに関する博物館(杉原記念博物館)があるので、日本人としては是非行ってみたい。
そして、調べると航空券が安い!

そんな理由でカウナスに決めました。



というわけで、まずはロンドンからカウナスへ飛びます。
航空会社は言わずと知れたライアンエアー。いつもお世話になっている好きなLCCの一つ。
出発はロンドン・ガトウィック空港から。

オンラインチェックインを2週間前にして準備は完璧だったんですが、急遽出発前日に特大サイズのスーツケースを持ちながらの移動を決断したので、当日空港で預け荷物の代金を支払。
一度オンラインチェックインをしてしまうと、オンライン上で荷物の支払いができなくなるのはどこのLCCも同じですかね。
ライアンはインターネットからであれば、15kgまで15ポンド(約2000円)で預けられますが、当日空港での支払いの場合は、なんと60ポンド(約8000円)。
8000円ですよ!素晴らしい値段ですよねw

このフライトは40ポンド(6000円)で予約したので、軽く航空券を上回る出費となりました。

でもライアンはハイシーズンの一部フライトで、当日支払の場合130ポンド(約19000円)という設定をしているのでまだマシ。すごい値段ですよねwまあ慣れると普通ですw

さて、大人しく荷物の料金60ポンドを支払って空港で腹ごしらえ。
イギリスと言えば、バーガー。フィッシュアンドチップスやローストビーフも有名ですが、やっぱりイギリスと言えば個人的にはバーガーです。
特にパブで食べるバーガーはそこそこ美味しいので、下手に気取ったものを食べるより確実。
あまりにバーガーがイギリスの食文化に入り込んでいるので、英語版Wikipediaにもアメリカの次に詳しく載ってますw

いよいよ搭乗。
相変わらず搭乗前に厳しい荷物サイズの検査をやってます。
2個以上荷物を持っている人や、サイズが弱冠オーバーしているバッグを持っている人は容赦なく止められます。

これぐらい徹底していると逆にスッキリしますけどね。日本のLCCは生ぬるくて・・・。
日本だときちんとルールを守っている人が損してます。おばちゃんとか、大量のお土産品もって搭乗してたり。スタッフも注意しないし。なんだかね。
その点、欧州の多くのLCCは徹底してます。絶対に1個!どんなサイズでも1個!手に持っているペットボトルの飲み物さえ、バッグに入れろ!と言われたりね。
もちろんルールを守れば安く乗れて快適です。

搭乗口で家で印刷してきた搭乗券を手でビリッとスタッフが破きます。
日本の某社は丁寧に折って破ったり、定規を使って綺麗に破ってましたが、これぞ真のLCC。
1秒でビリッ。ビリッ。180枚をビリッ。
見た目にこだわらず、効率だけを追求しますw

搭乗は基本的に前後から。
ライアンの機材には、前方の扉にAirstair(エアステア)と呼ばれる階段が内蔵されてます。
これのお陰で着陸後、いちいちタラップが用意されるのを待つ必要がなく、より早く着陸後機内から降りることが可能になっています。
そしてタラップは後ろに着けて、短時間で前後から乗り降りを可能にしています。
一方、階段が急なため子供が階段から落ちたりして問題になったり・・・もしてますが、基本自己責任の国なので、それほど大きな問題にはなっていません。
日本だと・・・・・?w

機内はいつも通り。搭乗率は8割以上。自由席なのが逆に好き。
ライアンは機体年齢が平均5年以下なのに、機内を極限までシンプルにしているお陰で異様に古く感じますが、そこもライアンらしさということで。

また、ライアンの変わった特徴として緊急用の救命胴衣が頭上にあります。
普通、救命胴衣って座席の下に入ってる、って知ってますか?
飛行機に乗った際に必ずある、セーフティデモンストレーションやビデオで言ってますが、「座席の下」に救命胴衣があるって言ってますよね。
しかし!ライアンとフライドバイのボーイング737-800だけは、頭上にあります!
世界でもたぶん、この2社だけ?という話を以前ボーイング社の方から聞きました。
頭上にあるぶん、座席の下には本当に何もないので、荷物を置くにも足を伸ばすにも最適。

有名な話だと、安全のしおりが前の座席に貼られていたり、シートポケットが無かったりとか。
これのお陰で、シートポケットを掃除する手間が省けます。
そして乗客は嫌でも安全に関する情報を目にすることに。
悪くないアイディアですよね。

あとは、リクライニング機能が無い!
これはリクライニング機能が故障することが無いということと、FAがいちいち乗客に呼びかけたりチェックする手間を省けるように、とのこと。
以前ライアンの社員の方に色々教わりました。

やはりULTRA LCC、究極のLCCというのを自負しているだけのことはありますねw

他にもあるんですが、それはまたの機会に。

飛行機は弱冠遅れたものの、無事カウナス空港に到着。天気が最高!
カウナス空港はエアリトアニアという航空会社が拠点としていましたが、2005年に倒産。
寂れた空港になりそうだったところをライアンエアーが拠点化し、今やライアンは時期によりますが、海外20の空港とカウナスを結んでいます。
これぞライアンエアーの奇跡!
人口60万人ほどがカウナスの都市圏には住んでいるので、重要がやはりあったのでしょう。

夏なので、20時頃の到着でもまだまだ明るいカウナス。

入国審査を経て、到着ロビーへ。

リトアニアは物価が安いのでタクシーで宿まで。
この日の宿は、Kaunas Apartments。1泊30ユーロ(約4000円)。
30ユーロでアパートメントタイプに泊まれるなんて。

夜21時を過ぎてもこの明るさ。
この日はスーパーで適当にお惣菜と酒を買って就寝。
まだ1日目なので、体力温存。

明日はカウナスをグルっと周ります。



航空会社: ライアンエアー
便名: FR2746
機材: B737-800
出発空港: ロンドンガトウィック空港/14:50
到着空港: カウナス空港/19:25
所要時間: 2時間35分
料金: 約40ポンド(日本円にすると約6000円・預け荷物なしのtax込料金)