BBC News - Jet2 passengers escaped along wing after emergency landing
今月3日、現地時間21:10にイースト・ミッドランズ国際空港に緊急着陸したJet2のLS644便。
乗客の方が「何か燃えているような強い匂いがした」と話しており、電気系統の故障により機内に煙が発生。
緊急着陸後、機内では一刻も早く機外へ逃げ出そうとする乗客でパニック状態。
客室乗務員が「今直ぐ機内から全員降りて!」と何度も叫ぶほど。
そんな状況の中で、前後のメインの扉が開けられ脱出用シュートが開かれました。
しかし一部の乗客は自ら翼横の非常ドアを開け機外へ脱出。
翼の上を走り、端からジャンプして地上に降りたそうです。
この時点では故障の原因も分からず、エンジンに近い翼横の非常用ドアを使用するのは危険性が高く、本来あってはなりません。
実際には機内アナウンス設備にもトラブルの影響が出ており、乗務員と乗客の意思疎通が上手くいかなかったとも言われていますが、緊急時には乗客自身も適切な判断が求められるという良い例かもしれません。
幸いけが人はいませんでしたが、いざ自分が同じようなトラブルに遭遇したら適切な行動が取れるかというと微妙な所。
仮に非常口座席に座っていたとして、泣き叫ぶ赤ちゃんを見たり「ドアを開けろ!」などと言われたら、開けてはダメと言われても開けてしまうんじゃないかと思ってしまいますね。
寧ろ殴られて他の人が結局開けるなんて可能性も。
パニック時にエンジンがきちんと停止しているかなんてわかりませんし、最悪エンジンに吸い込まれて二次災害・・・・・なんてことも。
乗客自身が正しい知識で正しい行動を取る必要があると言えるでしょう。
とりあえず、最近きちんと見てなかった離陸前の非常用設備の案内はしっかり聞いておこうと思います。