全日本空輸は31日、中部国際空港と熊本空港を結ぶ直行便で、来年1月15日~3月12日までの最低運賃を、現在の1万1千円から約4割引き下げ、格安航空会社(LCC)並みの6300円にすると発表した。中部~熊本便、LCC並に引き下げ 全日空 :経済:中日新聞(CHUNICHI Web)
同路線は10月26日からジェットスターも新規就航。ジェットスターへの対抗と見ていいでしょう。
既にANAでは値下げ後の価格で発売中。
旅客施設使用料を含めると、料金は6610円です。
ANAはジェットスターに対抗し、すでに中部-鹿児島線を5700円に値下げし発売しています。
ANAがジェットスターに対抗!?!?中部-鹿児島線が5700円!!!-追記あり-
中日新聞によると
全日空の広報担当者は「鹿児島線の値下げで予約客が増える効果があった。1、2月は需要が弱い時期でもあり、思い切った運賃設定によって、新たな利用客を発掘したい」と話した。ということで、鹿児島線の値下げの効果は確かにある様子。
しかしエグいです、ANA。
鹿児島線に続く値下げで、ジェットスターは溜まったもんじゃないでしょう。
いくら75日前までの予約と言っても、全体的に運賃が値下がりしており、45日前までの予約でも10810円。十分安い。
ジェットスターの通常の最低運賃は6290円。ANAとの差はわずか10円。
ANAのフライト時間はジェットスターとそれほど変わらないフライトもあり、最低価格保証の対象。
しかしANAの方が安ければ、わざわざ最低価格保証を使うこと無くANAに乗りますよ。
今週の某日のジェットスター、中部→熊本線の搭乗率は約30%。
就航したばかりとは言え、あまりにも少ない搭乗率。
ジェットスターに対抗するのは、JALに対抗することに繋がりますからね。
日航がジェットスター救済へ 数十億円を追加出資の方針:朝日新聞デジタル
1利用者の視点から見れば値下げは歓迎。
ただ、ANAの露骨なライバル潰しはちょっと嫌いです。