2015年版が先日発表されました。
トリップアドバイザーが、世界中の旅行者の口コミから選ぶ「トラベラーズチョイス™ ホテルアワード2015」を発表｜トリップアドバイザー株式会社のプレスリリース
トラベラーズチョイスホテルアワードは、以下8部門において、口コミや評価点を元に集計されています。
- ベストホテル
- 旅館・B&B
- サービス
- ファミリー
- ベストバリュー
- ロマンティック
- ラグジュアリー
- 小規模ホテル
このランキングで大前提なのが、"宿泊料が比較的高い＝評価が高い"という点。
そりゃあ料金が高ければ部屋も良いし、サービスも良いのは当たり前ですね。
その前提の中で競い合っている訳ですが、コスパ重視のバジェットトラベラー向けなのが、"ベストバリュー部門"。
その名の通りコストパフォーマンスに優れたホテルです。
それでは2015年のランキングから、ベストバリュー部門でランクインをした気になるホテルを見てみましょう。
Lawton Court Hotel
ベストバリュー部門で世界第1位に選ばれたのが、イギリスの北ウェールズにあるロートンコートホテル。
昨年4月にオープンしたばかりで、たった11室しかない家族経営のホテル。
ベストバリュー部門以外でも、サービス部門で世界第4位、小規模ホテル部門で第2位を受賞しています。
238件の口コミがありますが236件の評価が"とても良い"。とても悪い～普通の口コミが1つもないのが逆に恐ろしい程。
1泊1室74ポンド、約13000円とそれほど安い部類では無いように感じますが、イギリスの物価を考えると料金の割に良いホテルなのでしょう。トリップアドバイザー以外の口コミを見ても感じます。
イギリスでも話題で多くのメディアが取り上げていますが、経営者であるご夫婦の人柄の良さも1位を受賞した要因かと思います。
facebookのいいね！やコメントの数も多いようで、一度泊まるとホテルのファンになってしまうのでしょうか。
残念ながらベストバリューホテルの世界ランキングにアジアからのランクインは無し。
アジアランキングで日本人旅行者が多い都市では、第3位に香港のTホテルが選ばれています。
自分も宿泊したことがありますが、このホテルは旅行業やホスピタリティを学んでいる学生の研修施設としてのホテルです。
業界で働きたい学生達が一生懸命働いていますが、たまにぎこちない部分も。しかしそこはきちんとフォローをしてくれる責任者の方もいて、困ることもありません。
料金は3つ星、部屋のクオリティやサービスは4～5つ星というのが実際に自分が泊まった感想。
場所が不便、予約も英語か中国語でメールで行う必要がありますが、旅慣れた方にはぜひ一度オススメしたい香港のホテル。料金は1泊1室600香港ドル以上だったかと。
コストパフォーマンスが非常に優れたホテルです。
Golden Temple Villa
カンボジアのシェムリアップにあるゴールデンテンプルヴィラはアジア部門第5位。
自分も数年前に宿泊したことがありますが、非常にコストパフォーマンスに優れたホテル。ホテルというよりは民宿に近いかもしれません。
日本語の口コミでも"コスパ最強"の文字が目立ちますが、泊まれば納得。
部屋によっては1泊5000円以下と、未だにこの価格帯でこのホテルを超えるサービスには出会ったことがありません。
まとめ
ベストバリューホテルにランクインしているホテルに共通しているのが、比較的小規模でホスピタリティを売りにしているホテルが多いという点。
例えばウェブ上では予約が完了せずホテルにメールをする必要があったりするホテルは、宿泊前、そして宿泊後のフォローが素晴らしいです。
宿泊後に、ホテルスタッフと一緒に撮った写真を添付し、泊まってくれてありがとう等のメールを送り、しっかり最後の文にはトリップアドバイザーに口コミ書いてね！なんて書いてあったりすると、多くの人が書いてしまいます。
それが口コミの多さや高評価に繋がる訳ですが。
一方、トリップアドバイザーの口コミは宿泊をしていない人でも書き込めてしまい、評価がイマイチとも言われています。
しかし口コミを読めば本当に泊まっているのか泊まっていないかは直ぐにわかりますし、プラチナ・ゴールドといったレビュアーの評価も基準になるでしょう。
また、宿泊者からの評価基準を導入しているのは口コミサイト以外にもエクスペディアBooking.comといったホテル予約サイトで導入済み。
予約サイトでは宿泊した人のみが評価できる場合が多く、トリップアドバイザーと併用する事でより正確な情報を得ることもできます。
チェーン系のホテルも間違いがなく安定感がありますが、たまには小規模なベストバリューホテルへの宿泊もいかがでしょう？
世界には数多くのコスパが良いホテルがありますよ！