<搭乗記>ライアンエアー FR2097 リスボン→ローマチャンピーノ

はじめに

人生初のLCCは、今から約10年前のライアンエアー。
それ以来、最低でも年に1回は乗っているエアラインですが、このブログで搭乗記は初めて書きます。
写真多めです。

今回はリスボンからローマという比較的ベタな路線。
料金は2ヶ月前の予約でtax込約5000円程度。
丁度東京-台北とほぼ同じ距離ですが、セールではなく至って普通の価格。
空席次第ではこれ以下の価格でも予約も可能です。

航空会社: ライアンエアー
便名: FR2097
出発空港: リスボン・ポルテラ空港14:05
到着空港: ローマ・チャンピーノ空港18:05
所要時間: 3時間

空港まで

ライアンエアーやイージージェット等のLCCが発着するのはターミナル2。
とりあえず、地下鉄の駅やバスが発着するターミナル1まで移動し、シャトルバスでターミナル2に移動するのが基本。

バス停はターミナル1の外。
ターミナル1に着けば嫌でも案内がありますし、わからなければスタッフに聞けばOK。
シャトルバスは10分毎。所要時間は3分。 10分毎と言っても満員になれば出発するので焦ることはありません。

チェックイン

オンラインチェックイン済みですが、ビザチェックが必要なので、カウンターへ。
LCC専用ターミナルということで、非常に簡素な作り。カウンターは一目瞭然です。
保安検査場前にはカフェが1軒あるだけ。

VISAチェック専用カウンターなど無いので、荷物を預ける人と同じ列で並びます。
明らかに荷物がオーバーしてそうな人は容赦なくチェック。自分は特にチェックされることなく、ビザチェック終了。
ビザチェックはシールタイプ、スタンプタイプ、サインタイプといくつかありますが、ここはスタンプとサイン。

搭乗前

保安検査場通過後、搭乗口前には、免税店、本屋や土産物屋の他、飲食店があります。
飲食店はカフェとアルコールがメインの店、そしてマクドナルド。
マック以外も良心的な価格で、腹ごしらえには丁度良いかなと。

自分は3店舗をフル活用。ビールとサンドイッチ、マックでサラダを購入。
丁度昼時だったのでかなり混雑。

LCC専用ターミナルと言っても最低限の設備は整っているので問題ありません。

搭乗

遅れているフライトがあり、搭乗口前のベンチはほぼ満席。
どうにか席を確保。

14:00前から搭乗開始。
180人乗りの機材なのに150人くらいは並んでいるので、大人しく列が解消されるまで待機。

列に並ぶのが嫌な人は、プライオリティボーディングを購入することをオススメ。
列が短くなってきたので並びます。

と、前に並んだおっちゃんが、とんでもない荷物の量を1人で持っていることに唖然。
荷物が3個。内、1個は規定サイズ以上。

そりゃ無理だろwwwと思っていると、案の定ライアンのスタッフからアウト宣言。
しかし、お願いだ!と只管頼むおっちゃん。

なんと今回限りOK。

運が良すぎるぞ、おっちゃん。

しかし個人的には嫌いではない、こういった対応。
やりとりが非常に面白いです。

今回のフライトは満席に近く、ほぼ全員がキャリーバッグサイズの荷物を機内持込にしているため、後方に並んだ乗客はタグを付けて預け荷物扱いになりました。
もし全員がこのまま機内に入れば、溢れ出る荷物で大変な事になっていたでしょう。
この荷物は後程回収。

14:15頃から歩いて飛行機まで移動。
ライアンは基本的に前後からの搭乗、降機なので、自分の席を確認して前後どちらから搭乗すべきかをチェック。
搭乗券に前or後ろから乗れ!と書かれているのですぐわかるでしょう。

階段を登る前に荷物を回収。貨物室に積み込みです。
おっちゃんのデカい荷物もスタッフに笑われながら、ここで回収。
到着した空港では預け荷物として受け取るので、急いでいる人は早めに搭乗して機内に持ち込むことをオススメします。

ライアン名物エアステアで搭乗したいところですが、思いっきり後方座席なので後方からタラップで搭乗。
動画で雰囲気だけでもどうぞ。

機材は737-800。189人乗りのベタなタイプです。
ドイツベースみたいですね。

フライト

14:30頃ドアクローズ。
自動音声と客室乗務員によるセーフティーデモンストレーション。
非常灯が点滅するのがポイント。

ライフベストは座席下ではなく、上。
737-800の場合、ライアンエアーの他はフライドバイ等ごく一部のエアラインだけが座席上にライフベストを収納。
利点はとにかく足元が広く使える、それだけです。

14:45頃離陸。
イギリス人と思われるパイロットからのアナウンスだと今日のフライトは2時間30分を予定。あまり遅れること無くローマに到着できそうです。
機内はほぼ満席。
イタリアのガイドブックを見ている人が多く、ローマを観光予定のポルトガル人が多数搭乗しているのかなと。
平日なのにこの搭乗率。さすがです。
ちなみに2015年4月の平均搭乗率は91%。

シートはリクライニングが出来ないタイプ。大好きです。
足元には余裕があるので快適性はまずまず。
シートポケットはなく、安全のしおりは座席に貼り付け。

機内販売はシートベルトサインが消えると直ぐにスタート。
メニューは機内誌に載っています。
Flying Ryanair | Inflight Experience
機内誌は事前に配るか、客室乗務員に言えば貰えます。
フライトによっては機内誌の在庫が少なく、配布されない時も。
そういった場合も、機内販売のカートに1冊くらいは常備しているので、見たいといえば見せてくれます。
気になる人はホームページでも確認できるので、事前にチェックするのも良いでしょう。

定刻よりも10分遅れの18:15前に着陸。
15分以内なのでファンファーレあり。
ライアンエアーがファンファーレ最新バージョンを発表!
ちなみに定刻に着いても鳴らさないが場合があり、聞けるかどうかは客室乗務員の気分次第。
荷物が最終的に貨物室行きになってしまったので、ターンテーブルから流れてくるのを待って、到着ロビーへ。

飛行ルート

飛行ルートはほぼ直線で、非常にシンプルは飛行ルートになっています。
地上や上空での待機は無し。
効率が非常に良さそうに思えます。

まとめ

何度もライアンエアーに搭乗していますが、特別困った事や不満を持ったことはありません。
大幅な遅延・欠航も経験なし。知り合いでは多数いますが。

以前に比べ荷物制限も緩くなり、便数は増加するばかり。
利便性が確実に上がっています。

ルールは明確。定時運航率も高め。そして低価格。
これで文句がある人はLCCが合わないですね。

ライアンエアーより酷いLCCだって存在しますし、大きな事故でも無い限り自分は抵抗なく利用する予定。

個人的には荷物制限が緩くなった点が高評価。
75点のLCCから100点満点のLCCに変わりました。ちょっと大袈裟?
評判が悪かったのは過去の話。久しぶりの搭乗でそんなことを感じました。

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