JWとGKの違い~シートポケットの位置~

先日フォートラベルが発表した、LCCに関するアンケート。

日系LCC3社"利用したことがある"は12.5% 利用率は「ジェットスター・ジャパン」がトップ―旅行のクチコミサイト フォートラベル調べ―


実際に自分がジェットスターとエアアジアと乗り比べても、ジェットスターの方が利用しやすいですね。
まだピーチは利用したこと無いので何とも言えませんが、上記2社を乗り比べてわかった違いをいくつか。今日はシートピッチについてです。

座席間隔がエアアジアよりもジェットスターの方が僅かに広い

非常口前や最前列等一部の座席は間隔が違いますが、大部分の座席は両社共に差がありません。同じ機材・席数ですからね。しかしなぜ座席間隔が違ってくるかというと、単純にシートポケットの位置が違うだけです。
↑ジェットスター・ジャパン。

↑エアアジア・ジャパン。

ジェットスターは前席の頭部、ようは目の前にシートポケットがあるのに対し、エアアジアは膝の位置にシートポケットがあります。
そんなシートポケットぐらい・・・と思われるかもしれませんが、エアアジアのシートポケットには分厚い機内誌(約1cm)やその他の冊子で1センチ以上膨らみが増えます。
もうただでさえ狭い座席は1cm違うと結構違うんですよね。実際に座ると、座った瞬間に違いを感じるかと思います。画像を見ても、ジェットスターの膝下がすっきりしているのが分かると思います。


ここ数年内に新造されたB737やA320でLCC向けの機材は、ほとんどシートポケットが上部にあります。
フライドバイやエアバルティック、例を挙げたらキリがないんですが、世界的にもシートポケットは上部につけるのが、すでに標準仕様かもしれません。
にも関わらず、なぜエアアジアがこの仕様なのかは理解しかねます。


でも膝にシートポケットがあると、バネ式なので、意外となんでも入るんですよね。本やペットボトル、色々入れてる方も結構いるかと思います。
しかし、シートポケットが上部にあるタイプでは、完全にシートと一体化しているため、機内誌以外になにか入る隙間はほとんどありません。ペットボトルなんで、どうやっても無理です。


ちょっと不便かと思われるかもしれませんが、いくつかのメリットがあります。

例えば、無駄にゴミを入れるスペースがなくなります。よくゴミをシートポケットに入れておいて、降りる時そのままにしていく方がいますが、もうそんなスペースはありません。
掃除をする時間を惜しむLCCでは、ゴミを片付ける手間が省けるため非常に助かります。

さらに、忘れ物がなくなる。意外とシートポケットに物を入れたまま、飛行機出る人とかいるんですよねー。自分も昔忘れ物をしました・・・。

そして最大のメリットが上記で述べた、座席間隔が広く感じるということではないでしょうか。



両社共に現状ではまったく同じ路線を運行している以上、安い方のLCCを利用するんですが、もし同じ値段ならジェットスター・ジャパンの方が座席が広いんで、自分はそっちを薦めます。
まったく違う路線を運航しているんだったら、正直シートピッチが1インチ違ったってどーでもいいんですけどね。
同じ路線・同じ値段ならジェットスターでしょう。