LCCで世界一周をするのに必要な最低限の知識Part2 -日本-北米-

*2015年1月1日現在の情報を元に作成しています*

Part1とは異なり、より実践的な内容です。
今回は日本-北米間という太平洋を跨ぐ、2015年現在最もハードルが高い区間について。
ほとんど海。

太平洋をひとっ飛び

2015年5月2日から大阪-バンクーバー線を開設するのが、エアカナダ系のLCC、エアカナダルージュ
しかしLCCと呼ぶにはあまり相応しくない料金設定で、日本線ではセールでも実施しない限りLCCとは認めません。
エアカナダ自ら"エア・カナダが設立した新しいレジャー航空会社"なんて説明してますし、LCCよりもワンランク上のレジャー系。なので太平洋を越えるLCCはまだ"無い"という前提で書きます。

日本-オーストラリア

2015年1月現在、太平洋を超えるLCCは存在しません。
必ずホノルルを経由する必要があります。
また、太平洋の西側(日本側)とホノルルを結ぶLCCはジェットスターのみ。

日本からはどのような経路でも良いのでオーストラリアまでいく必要があるでしょう。

ベタなのがジェットスター。
多少高めですが、2015年は燃油サーチャージが安価で推移してるので、今後燃油サーチャージが値下げになる可能性が。
ジェットスターの国際線燃油サーチャージは2月から値下げへ
日本発オーストラリア行きはあまりセールになりませんが、狙えば2万円台。3万円で買えれば優秀。4万円で普通。
オーストラリアに用が無いなら、東京から直行でメルボルン、メルボルンからホノルルと1回乗継で行けるのが良いですね。

クアラルンプール経由になりますが、エアアジアも良いでしょう。

セブパシフィックの1ペソセールで運が良ければ、マニラ経由でシドニーまで1万円強。
セブパシフィックがまさかの1ペソセール!日本から中東まで往復1万円以下の時代が到来か
東京・名古屋・大阪→マニラ→シドニー→ホノルルとスムーズ。

東南アジアはLCCが多いので、タイやインドネシア等を組み込んでも良いですね。
日本人が多く訪れているエリアなので、好きな都市や国があるでしょう。
自由に組み込んでオーストラリアまで行けば良し。

オーストラリア-ホノルル

オーストラリアからホノルルまでは、ジェットスターのみが運航。
シドニー、メルボルン、ブリスベンからのフライトがあります。
シドニーは毎日。メルボルンは週3便、そのうち1便はシドニー経由。ブリスベンは週3便です。
距離的にはメルボルンが最も遠く、セールでも比較的高めですが、どの路線も300豪ドル~で買えれば優秀。
本気のセール狙いだと199ドルが年に1回、2回あるか。
259ドル、299ドルなら数ヶ月に1度はあるでしょう。
ただ、どの路線もオーストラリア人に人気があり、情報収集を日頃から怠らない必要があります。

ホノルル-北米

ホノルル-北米間を運航しているLCCは以下の通り。
北米からのルート次第で選択するLCCが変わってくるでしょう。
先にも述べたエアカナダルージュは、ホノルル線であれば比較的安価でウエストジェットといい勝負。
元々ウエストジェットも高めのLCCなので、日にち次第ではルージュの方が安い場合もあります。

さっさと欧州へ飛びたいならば、アレジエントエアでロサンゼルス一択。
ロサンゼルスからはノルウェジアンですね。
最も安いのもアレジアントエア。安ければ130ドル前後でホノルル-ロサンゼルス間を移動できます。

難点は、アレジエントエアが機内持ち込み手荷物さえも有料だという点。
小さなカバン以上のサイズは機内持ち込みでも有料です。
料金はホノルル-ロサンゼルス線の場合25ドル。

さすがに世界一周をスーパーのビニール袋1つでする方はないでしょうから、最低でも運賃+25ドルが必要と考えるべき。

ルージュとウエストジェットでバンクーバー線を利用する場合は200ドル~が相場です。
距離的にルージュのトロント線が長く、料金が高め。それでも250ドル~と悪くはありません。

まとめ

日本→オーストラリア→北米ですが、全てセールの最安値コースなら、約6万円。

しかしFSCでも東京→西海岸の航空券が約7万円前後。ソウル発だと3万~5万円で購入できます。
ソウルまでLCCで飛んで・・・なんて方法も十分アリ。
ただ、LCCを使えば、東南アジアもオーストラリアもハワイも楽しめる。それが目玉です。
また、繁忙期であればFSCに比べLCCのほうが安い場合も多く、十分利用する価値があるでしょう。

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